帝京長岡と仙台育英による準々決勝は、帝京長岡が虎の子の1点を守り抜いて勝利。J2京都への加入が内定しているMF谷内田哲平が開始早々にゴールネットを揺らし、チームを新潟県勢の4強に導いた。

上写真=帝京長岡のエースナンバー14番を背負う谷内田(写真◎福地和男)

開始25秒での決勝点に「自分でもビックリした」

「目標は日本一。ここは通過点でしかない」。新潟県勢初の4強入りを果たしても、帝京長岡のMF谷内田哲平に浮かれる様子はない。

 3回戦の神戸弘陵戦は負傷の影響もありハーフタイムで交代したが、中一日で迎えた準々決勝には「100%に近い状態」に戻し、スタメンで出場。そして、開始早々にいきなり結果を残した。

 キックオフから25秒、左サイドでスローインを受けたFW晴山岬が相手を背負いながら強引に突破を図り、ゴール前にクロス。そこに走り込んだ谷内田が、冷静に右足インサイドでゴールに流し込んだ。「自分でもビックリした」という電光石火のゴールが結局、決勝点となった。帝京長岡の古沢徹監督は、「やってくれると思っていた。あいつは勝負を決められる選手なので、期待していました」と語った。

 2年生ながら帝京長岡のエースナンバー14番を背負って出場した前回大会は、この日と同じ等々力陸上競技場での準々決勝で尚志に敗れ、その尚志と青森山田が戦った準決勝を埼玉スタジアムのスタンドで観戦した。「悔しい思いしかなかった」と1年前を振り返りつつ、その光景を目に焼き付けたからこそ、夢の舞台でのプレーは「イメージできている」。

「観客を魅了するプレーが自分の持ち味なので、多くの観客の中、楽しんでやれればいいかなと思います。(青森)山田を倒して日本一にならなければ意味がない。相手は強いですけど、しっかり準備したい」

 帝京長岡の司令塔は、落ち着いたトーンで決戦への意気込みを語った。

取材◎多賀祐輔 写真◎福地和男

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