高校サッカー選手権が12月30日に開幕し、31日にかけて1回戦16試合が行なわれる。大会の行方と並んで興味深いのが、将来を期待される選手の活躍ぶり。Jクラブ加入内定選手など、見逃せない逸材をまとめて紹介する。
上写真=鹿島への加入が内定している静岡学園のMF松村優太
松村 優太
Yuta MATSUMURA
3年/MF
静岡学園(静岡)
鹿島加入内定
スピードと緩急、細かいボールタッチを織り交ぜるドリブル突破が最大の持ち味。県予選決勝で6得点のゴールラッシュの口火を切った先制ゴールなど、フィニッシュの精度も高く、チャンスメークと得点の両面で貢献する。
田平 起也
Tatsuya TABIRA
3年/DF
神戸弘陵学園(兵庫)
C大阪加入内定
188センチの恵まれた体格を生かすヘディングと1対1の強さは目を見張るものがあり、利き足の左足から繰り出すロングフィードも持ち味とする。C大阪U-15から高校に進んで成長を遂げ、C大阪への加入内定を勝ち取った。
高木 俊希
Toshiki TAKAGI
3年/MF
富山一(富山)
下がり目のポジションからの巧みな配球に加え、機を見た前線への飛び出しで得点にも絡むなどプレーの幅が広い。インターハイ決勝で敗れた悔しさを胸に、2013年度以来2回目の選手権制覇を狙う『トミイチ』のキーマン。
山田 真夏斗
Manato YAMADA
3年/MF
立正大淞南(島根)
松本加入内定
瞬時にスペースを見つけ、相手DFの間を転がしたり、背後に浮かせたりして味方に届ける多種多様なパスで違いを生み出す。強烈なミドルシュートや直接FKなどで自ら決める力も持ち、ディフェンスのタスクも怠らない。
櫻井 辰徳
Tastunori SAKURAI
2年/MF
前橋育英
2大会ぶりの優勝を目指すタイガー軍団の主軸。ロング、ミドルなど状況に応じたパスを、左右両足から繰り出して攻撃のリズムを作る。歴代の中心選手が背負った背番号14を託され、2年生ながら上位進出のカギを握る存在。
文◎サッカーマガジン編集部 写真◎BBM