札幌はG大阪に0-5と大敗し、ACL出場権の獲得がいっそう難しい状況になった。しかも敗れたのは5日後に再びルヴァンカップ準決勝で対戦する相手。しかし、福森晃斗はチームとして悪い部分を認識できたと、この結果をとらえ、次回の対戦までに切り替えると誓った。

■2019年10月4日 J1リーグ第28節
G大阪 5-0 札幌
得点者:(G)倉田秋、宇佐美貴史、アデミウソン、藤春廣輝、渡邉千真

次はこっちが5得点できるように(福森)

 対面する右ウイングバックの小野瀬康介と3センタハーフの右MF井手口陽介に見張られ、この日の福森は持ち味である左足のキックを封じられた。何度か前線にボールを供給したが、決してベストな形で送れたわけではなかった。

「自分のところにボランチである井手口選手が来る傾向があったし、ウイングバックの小野瀬選手もプレスに来ました。そういうところをしっかり、かいくぐれれば、自分たちの強みである前3人での崩しができたと思う」

 この試合ではプレス網に苦しんだが、かいくぐれば、やれるという自信がある。改善点は明白だ。福森が言葉を継ぐ。

「次の戦いでも相手はやってくるとは思う。相手よりも上に行かなければいけないなと思っています」

 この日の札幌は守備がハマらず、プレスが空転。攻撃の局面ではボールを持ってもパスが寸断され、良い形を作れなかった。特に後半、1失点したあとも修正できず、失点を重ねることになった。

「正直、精神的には『来る』負け方だったと思います。前半は割といい戦いができていた中で、継続してそのまま後半45分間もいけると思ったんですけど、相手も少し攻撃のやり方を変えてきて、立て続けに5失点してしまった。守備陣は大いに反省しないといけない試合になりました」

 プレス網に苦しみ、大量失点した反省を次に生かせるのか。

「いつもミシャが言っているように、球際で戦うところ、走るところに関して、もっと必要だと。ただ無意味に走っているだけではダメだと思うし、そこはしっかり自分たちで考えていかないと。そして規律を守る戦いをすれば、と思います」

 球際勝負で相手に勝り、賢く走り勝つ。そして自分たちで状況の変化に対応していく。試合後、取材エリアで質問に答える福森は、すでにやるべきことを整理していた。

「すぐに、水曜日(9日)にルヴァンカップの試合があるので、引きずらないのが一番大事になる。しっかりこの5失点を反省して、次はこっちが5得点できるように、やるだけだと思っています」

 今日の悔しさは、ルヴァンカップ準決勝で晴らすーー。福森は軽く頭を下げると、顔をしっかりと上げて取材エリアを出ていった。

取材◎佐藤 景 写真◎J.LEAGUE

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