前半から4-2-3-1のシステムでパラグアイ戦に臨んだ日本代表。2点を先制して迎えた後半から、植田直通がピッチへと送り込まれた。吉田麻也らとともに最終ラインを支え、チームの完封勝利に貢献した。

上写真=後半から出場したDF植田。慣れ親しんだカシマのピッチに立った(写真◎福地和男)

■キリンチャレンジカップ2019
 日本 2-0 パラグアイ
 得点=(日)大迫勇也、南野拓実

吉田との連係に手応え。「もっと良くなっていく」

 鹿島からベルギーのセルクル・ブルージュに移籍して1年が経ち、DF植田直通が再びカシマスタジアムに戻ってきた。後半開始からピッチに投入され、かつての“ホーム”で45分間プレーした。

「代表として(日本に)帰ってきて、このスタジアムでやれる幸せをすごく感じました。僕の“ホーム”といえば、一番にここ(カシマ)だと言います。今日は試合ができてすごく楽しかった。鹿島のファン・サポーターの皆さんもたくさん来てくださっていたので、少しでも僕の成長したプレーを見せられて良かった」と、特別な思いを口にした。

 3試合すべてに出場した6月のコパ・アメリカに続き、A代表では8試合目の出番を得た。「チームは2-0で勝っている状況でしたし、試合を締めることが僕の役目だと思っていました。無失点で終われたことは良かったけれど、3点目を取りに行くのも狙っていたことではあります。ボールの失い方が悪いところもあったし、後半はペースダウンしてしまうところもあったので、それはまた次への課題」と、初めての途中出場を振り返る。

 また、これまで1度もセンターバックのコンビを組んだことがなかった吉田麻也(サウサンプトン=イングランド)とのプレーについては、「やっていてすごく楽しい。(最終)ラインの上げ下げのことなど、学ぶというよりも、(吉田に)合わせていく形だったと思います。僕も指示を出すし、麻也くんも出したり、2人で声をかけ合いながらやれたので、(これからも)やっていくうちに(連係が)もっと良くなっていくんじゃないかな」と、手応えをつかんだ。

 パラグアイ戦の翌日には、すぐにミャンマーへと出発する。2022年に控えるカタール・ワールドカップのアジア予選が、いよいよ幕を開ける。2016年のリオデジャネイロ五輪予選を兼ねた『AFC・U-23選手権』など、アンダー世代でのアジアとの戦いは経験しているが、A代表でワールドカップ出場を懸けた予選に臨むのは初めてとなる。

「いろいろと経験はしてきましたけれど、A代表(のアジア予選)は少し別物なのかな、と。そういう楽しみもあります。ただ、アジアの戦いの難しさは分かっているので、やはり、どれだけ後ろが無失点で行けるか。それが大事になってくる。なかなか点を取れない時間帯が増えるだろうし、そういったときに焦らず、しっかりとやることが大事だと思います」

 ベルギーで成長する24歳の守備職人の視線は、すでにワールドカップ・アジア予選へと向いている。

取材◎小林康幸

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