エクアドルの最前線で攻撃をけん引する長身FWレオナルド・カンパナ。先制しながらも引き分けに終わった日本との一戦を振り返った。

上写真=エクアドルの攻撃の軸となるFWカンパナ(写真◎Getty Images)

■2019年5月23日 U-20ワールドカップ・グループステージ第1節
日本 1-1 エクアドル
得点者:(日)山田康太 (エ)オウンゴール

「日本はすごく良い選手がそろっている」

 背番号9がボールを持つと、スタンドからは大きな歓声が起こった。南米王者エクアドルの最前線に君臨するレオナルド・カンパナ(バルセロナ=エクアドル)だ。南米予選で得点王に輝いた今大会屈指のストライカーが、日本のゴールに迫った。

 187センチの長身FWの存在感は際立っていた。前線の基点となり、大きな体を生かしたポストプレーで味方のシュートシーンを演出。50分には、CKのチャンスにニアサイドで巧みにフリックし、相手のハンドを誘ってPKを獲得した。

 だが、多くのチャンスを作るも、カンパナ自身が放ったシュートはわずかに2本。ゴールネットを揺らすことはできず、初戦でエクアドルに勝利をもたらすことはできなかった。

 試合後には「とても厳しい試合だった。日本のような速い選手がそろっているチームとの対戦は難しいね」と、日本戦を振り返る。また、「(日本にはGKも含めた)ディフェンダーからフォワードまで、すごく良い選手がそろっている」と、対戦相手の実力を認めていた。

 引き分けスタートとなったエクアドルも、日本と同様にこれから強敵との2試合が控えている。

「次はイタリア、そしてメキシコと、また強い相手との戦いがあるけれど、勝利したいと思っているよ」

 南米予選トップスコアラーは、すでに次の試合を見据えている。

取材◎小林康幸


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