今季の序盤戦から鹿島で活躍し、日本代表に初招集された安西幸輝。デビュー戦は試合終了間際の89分からの出場となったが、アディショナルタイムを含む数分間のプレーの中で得たものは大きい。
上写真=A代表デビュー戦を戦った安西(写真◎小山真司)
■キリンチャレンジカップ2019
日本 0-1 コロンビア
得点=(コ)ファルカオ
「スピード感が全然違う」
安西幸輝がピッチに投入されたのは89分だった。佐々木翔との交代で左サイドバックの位置に入り、アディショナルタイムを含めて約6分間のA代表デビュー戦を戦った。
「(交代出場のときに森保一監督から)『点を取りにいくぞ』と言われて、そのために仕掛けることが大事かなと思った。時間が短く、もうちょっと自分の色を出したかったけれど、強い相手とやれたのはよかった」
わずかなプレー時間ではあったが、初めての日本代表戦のピッチで感じたものは大きい。「スピード感が全然違う。自分はもっとやらなければいけないと感じた。危機感を持ちました」と、自身の未熟さも痛感した。
これからA代表に定着するためにも、26日のボリビア戦(神戸)は、再びチャンスがめぐってくれば持ち味を存分に示したい一戦となる。
「自分のスキルアップのために、もっともっとやらなければいけない。(ボリビア戦に)出たら結果を残したい」
コロンビア戦で得た経験を糧に、さらなる成長を誓う。