イベントに参加した香川。日本代表の大一番、8・31オーストラリア戦に向けて決意を語った。
昨年10月よりJリーグの公式タイムキーパーを務めるタグ・ホイヤーが、23歳以下のJリーグ所属選手を応援するプロジェクトを始動。都内でキックオフイベントを開催し、「TAG Heuer YOUNG GUNS AWARD(タグ・ホイヤー ヤングガン アワード)」の設立を発表した。
同賞はJリーグの次世代を担うヤングガン(若手選手)の支援とJリーグのさらなる発展を目的として新設されたもので、対象はJ1、J2、J3のクラブに所属する満23歳以下の選手。10月までに受賞候補者を30名に絞り、その後一般投票も行ない12月に11名の受賞者を発表する。
キックオフイベントには香川真司(ドルトムント)、中澤佑二(横浜FM)、中山雅史(沼津)の3人が出席。トークショーの中で香川は「若い世代のための賞が生まれるのは素晴らしいことですし、受賞した選手がこれからの日本を背負い、世界に出ていくようになって、この賞の価値も上がっていけばと思います」と話し、新たな賞の設立を歓迎した。
J1歴代2位の出場数(553試合)を誇り、39歳の現在も第一線でプレーを続ける中澤も若手の成長を促進する賞になると期待を寄せつつ、Jリーグのレベル向上のために「僕みたいなオッサンが色んなことを(若い選手に)見せていきたい」と発言。49歳の中山も「この賞を励みに高みを目指してほしい」と若い選手たちに奮起を促した。
また、トークショーの中では来年2月に40歳となる中澤が自身のキャリアについて終盤に近付いていることを示唆すると、すかさず「あと10年はやれる!」と中山が突っ込む一幕も。レジェンド2人に挟まれる形になった香川は「日本サッカー界を引っ張ってきた二人のように自分も長くサッカーを続けたい」と話し、3人でのイベントは初めてと言いながら、息の合った連係を見せていた。
同イベント後の囲み取材では、6月7日のシリア戦で負傷した左肩の状態について聞かれた香川が「ギプスが取れるようになり、これから本格的にリハビリを始めるところ。シーズンの開幕は問題ないです」と状況を説明。ロシア・ワールドカップ出場に向けて、日本代表にとっては大一番となる8月31日のオーストラリア戦に向けても「ホームで決めたい。最高の結果を出したい」と力強く決意を語った。