上写真=先制ミドルを決めた小倉幸成(左)。チームを乗せる鮮やかな一発だった(写真◎Getty Images)
■2025年10月3日(現地) グループステージ第3戦(@チリ・パルパライソ)
ニュージーランド 0−3 日本
得点:(日)小倉幸成、オウンゴール、石井久継
3試合連続で7得点・無失点!
すでに決勝トーナメント進出を決めている日本だが、連勝の勢いそのままに試合をスタートさせた。ベクトルを前に向けた守備から素早い攻撃を展開。勝利が欲しいニュージーランドの攻撃を封じてはゴールに迫っていった。
先制したは22分。ボランチの小倉がボックス外から左足を振り抜き、鮮やかにネットを揺らす。相手に構えられて少し攻撃が詰まったところで見事なミドルシュートを突き刺した。
リードを奪って迎えた後半のスタートから日本は市原に代えて喜多を投入。ここまでフル出場を続けていたキャプテンを休ませ、次戦以降の戦いに備える策をとった。
58分には2トップも交代させ、強度と運動量を維持。すると64分に追加点を手にした。神田に代わってピッチに登場していた高岡が相手CBケリーヒールドにプレッシャーをかけてボックス内でボール奪取に成功。サポートに来た平賀がこぼれ球を拾って右足を強振。シュートは相手DFに当たってゴールへ。オウンゴールで日本が2点目をスコアした。
その後も素早い切り替えから何度もニュージーランドゴールに迫っていった。82分にはカウンターからボールを持った高岡がボックス手間で股抜きパスを送り、石井が相手GKを翻弄するフェイントでボールを流し込み、加点。見事な速攻、見事な技術の連鎖で日本が3点目を挙げた。
完全に試合のペース主導権を握った。時折、訪れたピンチはこの日、ゴールマウスを任された荒木を中心に守ってみせる。そのまま試合をクローズさせると、グループステージで3連勝を飾り、A組を首位で突破。7得点・無失点という最高の形でネクストステージ進出を決めた。
次戦(ラウンド16)は日本時間9日の8時。グループC・D・Eいずれかの3位チームと、ベスト8をかけて対戦する。
▼出場メンバー
・日本◎GK荒木琉偉、DF森壮一朗、塩川桜道、市原吏音(46分:喜多壱也)、小杉啓太(67分:梅木怜)、MF中川育(72分:齋藤俊輔)、小倉幸成、石渡ネルソン、平賀大空、FW神田奏真(58分:高岡伶颯)、横山夢樹(58分:石井久継)

