上写真=先制PKを決めた市原吏音をチームメイトが祝福する!(写真◎Getty Images)
■2025年9月27日 グループステージ第1戦(@チリ・サンティアゴ)
日本 2−0 エジプト
得点:(日)市原吏音、石井久継
攻守両面で冷静にプレー
理想的な展開だった。29分、ボックス手前で佐藤龍之介、石井久継とボールをつなぎ、相手DFを背負ってボックス内でパスを受けた齋藤俊輔が倒され、PKを獲得。これをキャプテンでセンターバックを務める市原吏音がきっちり決めて、日本が先制に成功した。
相手のエジプトはとくに球際で激しくラフなプレーを仕掛けてきたが、日本は冷静に対応。鋭いカウンターを受けてピンチになる場面もあったが、要所を押さえた守備でゴールは許さず、攻撃では落ちついてボールを動かし、ゲームをコントロールした。
前半を1−0で後半に折り返すと、開始早々に追加点を奪う。市原のサイドチェンジのパスを受けた齋藤が一度は相手に奪われかけながらもスライディングで石井につなぐ。石井はペナルティーアーク付近から右足を一閃。見事にネットを揺らし、2−0とリードを広げた。
点差が広がったことで日本には余裕が出て、一方のエジプトには焦りの色が見られるようになった。その後、日本はグループステージのタイトなスケジュールを考慮して選手を交代させながら試合をクローズ。大会初戦ながら堂々たる戦いぶりを披露して見事、白星スタートを飾った。
▼出場メンバー
・日本◎GKピサノ・アレックス幸冬堀尾、DF梅木怜(87分:森壮一朗)、市原吏音、喜多壱也、小杉啓太、MF佐藤龍之介(87分:平賀大空)、布施克真、大関友翔(73分:石渡ネルソン)、齋藤俊輔(66分:横山夢樹)、FW神田奏真(73分:高岡伶颯)、石井久継

