『AFC U-20アジアカップ・ウズベキスタン2023』のグループステージ第2節が現地6日に開催され、グループDのU-20日本は、U-20キルギスと対戦。日本は相手の組織だった守備に攻めあぐねたが、終盤に畳みかけて3−0で快勝した。

上写真=先制PKを決めた佐野航大をチームメイトが祝福する(写真◎AFC)

■2023年3月6日 AFC U20アジアカップ D組GS第2節
 キルギス 0−3 日本
 得点:(日)佐野航大、熊田直紀、坂本一彩

70分過ぎから畳みかけて3得点

 前節の中国戦の反省から試合の入り方に注意した日本だったが、キルギスの組織立った守備の前になかなかゴールをこじ開けられなかった。だが、前半をスコアレスで終えて迎えた後半、日本が畳み掛けて勝利をつかみ取った。

 甲田に代わった永長のドリブルが相手に脅威を与え、徐々に日本がペースを握ると、73分にPKでチャンスを得る。自陣深い位置からボールをつなぎ、右サイドバックの屋敷が持ち上がり、中央へ。パスを受けた北野がボックス内にボールを送ると、松木がGKに倒されてPKを獲得。これを佐野が冷静に決めて日本が先制した。

 直後に自陣でボールを奪われ、ピンチに陥ったが相手のシュートミスに助けられると、逆に追加点を記録する。75分、ゴールキックを敵陣で熊田が競り合いバックヘッド。そのボールを北野、永長、安部とつないで、最後は再び熊田が受けてボックスの外から左足を一閃。2試合連続となるゴラッソで見事にネットを揺らした。

 勢いに乗る日本は、キルギスゴールにその後も迫り、84分には相手の最終ラインを抜け出した坂本がシュート。惜しくも右ポストを叩いたが、直後の85分に左CKからその坂本が追加点を記録する。髙橋が左足で蹴ったボールをニア側に入った松木がヘッドですらし、ファーポストで待っていた待っていた坂本が蹴り込んだ。

 終わってみれば3−0で完勝。2連勝を飾り、決勝トーナメント進出に大きく前進した。この試合後に行われるサウジアラビア対中国の結果いかんでは(日本時間6日21時開始)、2節終了の時点でグループDの2位以内が確定。8強入りが決定する。

・U20日本代表メンバー:GK木村凌也、DF屋敷優成(87分:高井幸大)、菊地脩太、田中隼人、髙橋仁胡、MF保田堅心(65分:安部大晴)、松木玖生、佐野航大(78分:松村晃助)、甲田英將(46分:永長鷹虎)、FW北野颯太(79分:坂本一彩)、熊田直紀


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