プレミアリーグの32節が14日に行われ、前節終了時点で2位のリバプールがホームで14位のクリスタル・パレスと対戦した。週中のUEFAヨーロッパリーグ準々決勝でアタランタに0−3で完敗しており、立て直しが期待されたリバプールだったが、チグハグなプレーで相手に先制を許すと、アンカーで先発した遠藤航も前半のみで交代。そのまま押し切られてまさかの敗戦となり、優勝争いから一歩後退することになった。
上写真=アンカーで先発した遠藤航だったが、いつもの存在感を示すことはできず、前半のみで交代となった(写真◎Getty Images)
2試合連続ホームで無得点
順位的に言えば『格下』であるクリスタル・パレスにまさかの敗戦となった。
14分、右サイドを深く進入を許すと、遠藤のスライディングも間に合わず、タイリク・ミッチェルにクロスを入れられてしまう。ボックス内で待ち構えていたエベレチ・エゼにフリーで決められて先制された。
週中のELでアタランタに良いところなく敗れたショックを払拭する試合となるはずが、またも先行される苦しい展開。とりわけ守備の甘さが目立ち、攻めに転じた際のパスミスも散見された。
それでもテンポの早いパス交換やカウンターから何度かチャンスを生み出したが、ヌニェスもサラーもカーティス・ジョーンズも決定機に決めきれず。遠藤も30分に左CKの流れからシュートを放ったが、惜しくもクロスバーを直撃。同点ゴールとはならなかった。
遠藤は前半のみで交代し、代わりにソボスライを投入してリバプールは後半、より攻撃的に戦う姿勢を示した。実際、終盤に猛攻を仕掛けたが、クリスタル・パレスも集中した守備で対応。ピンチを防ぎ切ってみせる。
結局、試合は前半に1点をもぎ取ったクリスタル・パレスが1−0で勝利。優勝争いを続けていたリバプールはELに続いてホームで、しかも無得点で敗れることとなり、順位も2位から3位に後退することになった。