上写真=交代出場から4分後に同点ゴールを叩き込んだ遠藤航(写真◎Getty Images)
交代出場から4分後に大仕事
83分に途中出場でピッチに登場してからわずか4分後のことだった。遠藤航が大仕事をやってのける。ホームのフラム戦。2−3とリードを許していた。
コナテから送られたロングボールをヌニェスが頭で落とすと、サラーがボックス内でキープする。そして後方へ優しくパス。そこに走り込んだ遠藤が右足のインサイドでボールをとらえ、ゴール右上にシュートを叩き込んだ。
遠藤にとってのプレミアリーグ初ゴールは衝撃的な同点ゴール。アンフィールドが大歓声に包まれたのは言うまでもない。そして遠藤の一撃はチームを勇気づけることになる。
直後の88分にはアレクサンダー=アーノルドの逆転ゴールが生まれ、リバプールが逆転に成功する。そのまま4−3で大逆転勝利を収めた。
この試合、先制したのはリバプールの方だった。20分にオウンゴールでリードを奪う。しかし24分にフラムのウィルソンに決められ、1−1とされる。38分にマクアリスターのゴールで再び突き放したが、前半のアディショナルタイムにケニー・テテにネットを揺らされ、またも2−2と試合は振り出しに戻った。
そして試合終盤の80分、今度はボビー・リードの得点によってフラムが勝ち越し。リバプールが逆転を許した直後に、遠藤はピッチに登場し、同点ゴールを決めたのだった。
週中のヨーロッパリーグ、LASKリンツ戦で先発フル出場を果たし、攻守に圧巻のパフォーマンスを披露していた遠藤だが、リーグ戦でも貴重なゴールを決め、自身の価値を改めて示すことになった。
シーソーゲームを制したリバプールは2位に浮上。首位アーセナルとの勝ち差は2ポイントとなっている。