上写真=チームが逆転に成功し、雄叫びをあげる遠藤航(写真◎Getty Images)
ボール回収から鋭いパスを供給
ホームにレスターを迎えたリバプールは、開始直後から積極性を示した。ハイプレスで流れをつかみにかかったが、先制点を手にしたのはアウェーチームの方だった。
3分のリバプールの左FKの場面。クリアボールを一旦はコスタス・ツミカスが収め、2次攻撃を展開しようとしたところでプレスを受けてロユヌス・アギュンに奪われる。カウンターを許すと、最後はケイシー・マカティアに決められた。
早々に1点をリードされたリバプールだったが、その後は押し気味に試合を展開していく。遠藤もアンカーの位置でバランスに気を配りつつ、チームを前進させるべくプレーした。そして後半開始直後の48分、リバプールがついに同点に追いつく。敵陣で遠藤がインターセプトに成功すると、ライアン・グラーフェンベルフを経由してボールはボックス内のコーディ・ガクポへ。鋭い反転シュートでネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。
さらに70分には、リバプールが逆転に成功。敵陣でこぼれ球を回収した遠藤がボックス外でフリーだったドミニク・ソボスライへ鋭いパスを供給。途中出場のソボスライが強烈なミドルシュートを叩き込み、2−1と勝ち越した。
89分には右サイドをガクポが攻略し、グランダーのクロスをゴール正面で構えていたディオゴ・ジョタがバックヒール。レスターを突き放す3点目をスコアし、リバプールが勝利を決定づけた。
遠藤は厳しく寄せられてボールを奪われる場面があったものの、積極的なチャレンジとボール回収を披露。攻撃面ではワンタッチでさばいてリズムを作るプレーの見られ、随所で特徴を示した。加入後、初のフル出場を果たしている。