ラ・リーガ(スペイン)は現地19日、第2節が行われた。久保建英が所属するレアル・ソシエダはホームでセルタと対戦。前半に久保のアシストによるバレネチェアのゴールで先制したソシエダだったが、終盤に追いつかれ、2戦連続で引き分けに終わった。
上写真=アシストした久保建英とゴールを決めたバレネチェア(写真◎Getty Images)
5バックで逃げ切り図るも実らず
前半、久保が大きな仕事をやってのけた。22分、センターバックのル・ノルマンによるサイドチェンジを右のライン際はいっぱいに開いて受けると、カットインではなく縦に仕掛けることを選択。相手の左サイドバック、マヌ・サンチェスをかわして右足でクロスを上げ、ファーサイドで待っていたバレネチェアがヘディングシュート。ソシエダの先制点を見事な突破とクロスでお膳立てした。
開幕戦でゴールをスコアした久保はこの試合でも序盤から躍動した。ただ先制ゴールのあと、チームとしてなかなか追加点を挙げられず、後半は戦い方を変えたセルタにペースを握られる時間が増えていった。それでもソシエダはゴールを許さず、78分に久保がベンチに下がった後は、5バックを敷いてセルタの攻めに対抗。逃げ切りを図る。
だが、GKレミーロの再三の好守も空しく、アディショナルタイムに連続攻撃を受け、90+4分にミンゲサにゴールを許してしまう。前節もソシエダは試合開始早々に久保が先制ゴールを決めたものの、終盤にジローナに追いつかれて引き分けた。またも、勝利目前で失点。
久保自身は試合後に発表されるマッチMVPに2戦連続で輝いた事実が示すように、高水準のプレーをピッチで見せたが、チームとして試合をうまくクローズできず、悔しい引き分けを再び味わうことになった。