ラ・リーガの第38節が現地4日に行われ、久保建英が所属するレアル・ソシエダはホームで先日、UEFAヨーロッパリーグ王者になったばかりのセビージャと対戦。2−1で勝ち切り、10年ぶりにUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得したシーズンを勝利で締めくくった。
上写真=ラ・リーガ最終節のホーム最終戦に先発し、72分までプレーしたソシエダの久保建英(写真◎Getty Images)
前半から好プレーで存在感
右のウイングで先発した久保はピッチ上で好調ぶりを示した。相手を次々にかわし、自陣深い位置からボールを運んだり、相手の虚をつくパスでチャンスを広げたり。キレのあるプレーを随所に見せてチームの攻撃を活性化させた。
27分にブライス・メンデスが先制し、ソシエダは1−0で後半に折り返す。久保は64分にボックス右でパスを受け、決定機を迎えたが、左足で狙ったシュートは右に外れてゴールはならず。ただ、切り替えの早さや守備面でもピッチで確かな存在感を示し、72分にモハメド=アリ・チョーと交代でベンチに下がった。
その直後にモハメド=アリ・チョーが追加点を挙げ、ソシエダは2点のリードを奪う。セビージャの反撃を77分のエリク・ラメラの1点に抑え、最終戦を勝利で飾った。
この日が22歳の誕生日だった久保は、メモリアルゴールを自ら決めることはできなかったものの、今季は35試合に出場し、9得点4アシストと充実の成績を残し、チームの躍進に大きく貢献した。ソシエダ残留を明言している久保はいよいよ来季、欧州最強クラブが集うCLの舞台に上がる。