斉藤光毅が所属するスパルタ・ロッテルダムが現地4日、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(UECL)出場枠をかけた勝ち抜き形式のプレーオフ準決勝・第2戦でユトレヒトと対戦した。敵地の第1戦で2−1の勝利を収めたスパルタだったが、第2戦は0−1とされて2戦合計2−2となり、試合は延長戦に突入。それでも決着つかずに実施されたPK戦を5−4でスパルタが制し、決勝進出を決めた。なお斉藤は120分間フル出場。ユトレヒトの前田直輝はベンチ入りしたものの、出場機会はなかった。

上写真=左ウイングで先発フル出場した斉藤光毅。決勝進出が決まり、ご覧の笑顔!(写真◎Getty Images)

スパルタが激闘を制してヨーロッパ行きに前進

 第1戦で2−1の勝利を手にしているスパルタは、ホームの第2戦で勝てば文句なしでプレーオフ決勝に進出できる状況にあった。スコアレスの前半を経て迎えた後半、56分にファンクローイがネットを揺らすも、VARでゴールが取り消しになる。

 それでもボールを握り、チャンスの数でもスパルタが上回り、優位に試合を進めていた。だが、欲しかった先制ゴールを手にしたのはユトレヒトだった。80分、敵陣右サイドのスローインからキャン・ボズドガンが鋭いクロスを供給。ファーサイドへ流れたところに、キャプテンマークを巻くニック・フィエルヘフェルが飛び込み、右足を合わせてGKを破った。

 試合は0−1のまま終了し、2戦合計スコアが2−2となって、試合は延長戦に突入する。4−3−3の左ウイングで先発していた斉藤は90分を戦い抜き、延長もそのままプレーすることになった。

 15分ハーフの延長戦でも決着はつかず、勝敗はPK戦に委ねられることになった。先攻はスパルタ。後攻はユトレヒト。GKはスパルタがオリイ、ユトレヒトはGKバルガス。

 スパルタは、ファンクローイ、フェルシューレン、アベルス、キトラノと4人連続で成功したのに対し、ユトレヒトはドスト、ブース、ファン・デ・ストリークと3人が決めた後の4人目ブラウウェルスが失敗。

 しかしこれで決めればというスパルタの5人目、アウアサルがミスし、ユトレヒトの5人目ボズドガンが成功。PK戦も『延長』に突入する。そして6人目。スパルタのサンボが決めたのに対し、ユトレヒトはファン・デル・ホールンが失敗。

 スパルタが5−4でPK戦を制し、UECLプレーオフ決勝進出を決めた。決勝第1戦は現地8日(日本時間9日3時)、相手はトゥウェンテに決まっている。


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