エールディビジ(オランダリーグ)第2節が現地20日に行われ、斉藤光毅が所属するスパルタ・ロッテルダムと上田綺世が所属するフェイエノールトが対戦。斉藤が左サイドハーフとして先発したスパルタが2点を先行するも66分に上田が途中出場した後にフェイエノールトが2点を返して追いつき、ドローに持ち込んだ。

上写真=66分にステングスに代わって途中出場した上田綺世(写真◎Getty Images)

アディショナルタイムのゴールで2−2に!

 エールディビジ第2節で日本人対決が実現した。昨季からスパルタでプレーする斉藤と今夏、フェイエノールトに加入した上田の対戦だ。

 斉藤は4−2−3−1の左サイドハーフとして先発。一方の上田は前節同様にベンチスタートとなった。

 試合の主導権を握ったのはアウェーのフェイエノールト。ボールを保持し、相手ゴールに迫る。だが、ネットを先に揺らしたのはスパルタの方だった。40分にデグズマンの右からのクロスをブライムがとらえ、GKウェレンロイターの股間を抜くシュートを決める。さらにブライムの勢いは止まらず、54分にもカウンターからゴールを決めてスパルタがフェイエノールトを2−0と突き放した。

 相手よりも多くのシュートを放ち、ボールも握っていたフェイエノールトの攻撃がようやく実ったのは、上田が66分に途中出場した10分後のことだった。76分、イゴール・パイシャオのアシストからサンティアゴ・ヒメネスが1点を返す。

 69分にはVARによりオフサイドと判定されて取り消されたものの、上田のパスからヤンクバがネットを揺らすなど、日本代表のFWの登場後にチームの攻撃は活性化していた。

 1点を返し、意気上がるフェイエノールトはその後も攻勢をかけ、アディショナルタイムについに同点に追いつく。90+1分、ザウアーがゴールを決め、土壇場で2−2とした。

 スパルタの斉藤は65分にベンチに下がっており、その後にチームは同点に追いつかれることになった。強豪相手に勝利に近づいていただけに斉藤にとって悔しい結果だろう。一方の上田は登場後にチームが2点のビハインドを追いつき、ドローに持ち込んでいる。苦しい状況から盛り返し、アウェーの地からきっちり勝ち点を持ち帰ることになり、ポジティブな結果を手にしたと言えるだろう。


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