ブンデスリーガ第34節(最終節)が現地27日に開催された。浅野拓磨が所属する16位のボーフムは、6位レバークーゼンと対戦。終始ゲームをリードしたボーフムが3−0で勝利を収め、順位を14位に上げて自動残留を決めた。

上写真=前半のうちに1得点1アシストでチームを乗せた浅野拓磨。ボーフムの残留に大きく貢献した(写真◎Getty Images)

持ち前のスピードで攻撃をけん引

 勝って『残留』の権利をつかみたい16位のボーフムはホームで6位のレバークーゼンと対戦した。相手も7位のボルフスブルクとの勝ち点差がわずかに1であり、6位のままフィニッシュしてヨーロッパリーグ予選(orカンファレンスリーグ=ECL)の出場権を得るために負けられない状況だったが、試合をリードしたのはボーフムだった。

 前半から積極的なプレーを展開すると、開始8分にハインツがレバークーゼンのMFアドリに蹴られて、一発退場になる。数的優位な状況を得て、さらに攻めの姿勢を強め、19分に先制に成功する。右サイド深い位置まで進入した浅野がカーブを描いたクロスをファーポスト側に供給。走り込んだフェルスターが左足ボレーを決めて、均衡を破った。

 右サイドで先発し、序盤からキレのある動きを見せていた浅野は32分に裏に抜け出し、ボックス左からシュートを放つなど相手に脅威を与えていた。そして34分には先制アシストに続き、決定的な仕事をやり遂げる。左CKの場面でシュテーガーが蹴ったボールをファーサイドで飛び込み、右足ボレー。鮮やかなゴールで2点のリードを奪った。

 後半、ヨーロッパ行きを目指すレバークーゼンもチームの重心を前にしてゴールを目指したが、ボーフムは集中した守りで対応。86分にシュテーガーがネットを揺らし、3−0として、順位も16位から14位に浮上。最終節の劇的勝利で自動残留を決めた。なお、この試合に敗れたレバークーゼンもボルフスブルクがヘルタに敗れたため、6位をキープ。ECL出場権を手にしている。

 また最終節の結果、ブンデスリーガの優勝はバイエルン、優勝チームとともにCL出場するのは2位はドルトムント、3位ライプツィヒ、4位ウニオン・ベルリン、EL出場は5位フライブルクに決定。入れ替えプレーオフに回る16位はシュツットガルト、自動降格の17位はシャルケと18位ヘルタに決まった。


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