スコティッシュ・プレミアシップは11日、上位6チーム(トップ6)と下位6チーム(ボトム6)が分かれて戦うポストスプリット4試合目(リーグ37節)が行なわれた。首位のセルティックは4位ダンディー・ユナイテッドと対戦。引き分け以上で優勝が決まるセルティックは、先制しながら追いつかれる展開となったが、きっちり勝ち点1を積み上げて2季ぶりの優勝を決めた。

上写真=2季ぶりにリーグ優勝を決めたセルティック。試合後には喜びが爆発!(写真◎Getty Images)

井手口は4試合ぶりにベンチ入り

 首位セルティックは2位レンジャーズに勝ち点6差をつけて、この試合に臨んでいた。リーグ戦はこの日のダンディー・U戦を含め2試合。つまり、引き分け以上で優勝が決まる状況だった(勝利=勝ち点3、引き分け=勝ち点1)。

 前田大然、古橋亨梧は前節から中3日の試合ということもあってベンチスタート。井手口陽介は4試合ぶりにベンチ入りを果たした。日本人選手では旗手怜央だけがインサイドハーフで先発出場を果たした。

 敵地に乗り込んだセルティックは開始からボールを握った。何度も敵陣に進入し、ゴールをうかがう。だが、あと一歩及ばず、試合は0-0のまま45分を終えた。攻め込みながらもネットは揺れず、嫌な流れにもなりかけたが、後半に入り、今季ここまで10ゴールを刻んでいるギオルゴス・ジャコマキスがゴールを生み出す。アンソニー・ラルストンの右クロスをヘッドでとらえ、相手GKを破った。

 リードを奪ったセルティックはしかし、ポゼッションで上回りながらも畳みかけることはできず。63分には攻守に躍動していた旗手がベンチに下がり、70分には前田がピッチに登場。選手を入れ替えながらチームの活性化を図ったものの、2点目は生まれず逆に72分にディラン・レビッドにミドルシュートを決められ、同点に追いつかれた。

 その後、セルティックはリスクを管理しつつ、試合を進めて、アディショナルタイムには古橋が出場。そのまま1-1で試合を終えて、勝ち点1を積み上げると、自力でリーグ優勝を決めた。

 10連覇に失敗し、前横浜F・マリノス監督のアンジェ・ポステコグルーを招へい。新たなチームとして生まれ変わったセルティックは、シーズン序盤は古橋、年明けからは旗手、前田がチームを引っ張り、2季ぶり52回目となるリーグ制覇を達成した。
 


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