この冬、セルティックに加入した旗手怜央が衝撃の『オールドファーム』デビューを飾った。スコティッシュ・プレミアシップ第22節のレンジャーズ戦に先発すると、2ゴール1アシストの大活躍。チームを3-0の勝利に導いた。

上写真=レンジャーズとのオールドファームで旗手怜央は2得点1アシストの大活躍を披露した(写真◎Getty Images)

首位奪取の立役者!

 圧巻だった。宿敵レンジャーズとのダービーマッチ『オールドファーム』は、リーグ戦でも最も重要な試合と位置づけられる。この冬にセルティックに加入した旗手は、初めてその舞台に上がり、ハイパフォーマンスを披露した。ホーム、セルティックパークに集まったサポーターを熱狂させた。

 開始5分、CKのこぼれ球を拾った旗手は右足で狙いすましたシュートを放ち、先制ゴールをマークする。古橋亨梧、井手口陽介がケガで不在、前田大然が代表戦帰りで先発を外れるなか、彼らの不在を補ってあまりあるインパクトをいきなり示した。

 42分には、ボックス右手前でボールを受け取ると再び右足でシュートをゴール右隅に突き刺し、この日2点目をスコア。技術の詰まった衝撃の2点目で首位チームの攻め気を削ぎ、セルティックをさらに加速させた。

 そして、である。前半終了間際の44分には左サイドから左足でクロスを供給。リエル・アバダのゴールをアシストしてみせた。左インサイドハーフで先発した旗手は豊富な運動量と確かな技術で攻撃の中心となり、自らゴールを決める活躍ぶり。その圧巻のパフォーマンスは見る者を釘付けにした。

 前半で3点のリードを奪ったセルティックは、後半も勢いを持続。追加点こそ奪えなかったが、終盤には代表帰りの前田大然も途中出場し、そのまま押し切って3-0の勝利を飾った。リーグ戦はこれで5連勝。カップ戦も含め14戦負けなし。この結果、2ポイント差で追っていた首位レンジャーズをかわし、セルティックはついに首位に浮上した。

 加入後4試合で3ゴールをスコアし、重要なオールドファーム、しかも首位攻防戦で結果を出した旗手は73分までプレーしたが、交代する際にはサポーターから盛大な歓声と拍手が送られた。まさに勝利の立役者となった旗手を、地元メディアも称賛。「チームにエネルギーを注入した比類なきパフォーマンス」「文句なしのマン・オブ・ザ・マッチ」「まさに勝利の中心」「オールドファームの歴史に名を刻んだ」。そのパフォーマンスに、感嘆の声があふれた。


This article is a sponsored article by
''.