プレミアリーグ(イングランド)の第13節が現地27日に行なわれ、冨安健洋が所属するアーセナルはニューカッスルと対戦した。冨安は右サイドバックで先発を果たし、安定した守備を実現するとともにチームの2点目となったガブリエウ・マルチネッリのゴールをアシスト。勝利に大きく貢献した。

上写真=守備での安定感はもちろん攻撃面でも貢献した冨安健洋(写真◎Getty images)

ダイレクトでボックス内の仲間へ

 10試合連続で先発出場を果たした冨安健洋は、右サイドで攻守に安定したプレーを披露した。まずは守備。相手攻撃陣と激しいバトルを繰り広げつつ、粘り強い守りで攻撃を封じていく。そして攻撃。マイボールになれば位置取りを考えつつ、アタック陣をしっかりフォローした。

 前半0-0として迎えた後半、攻撃の圧力を強めたアーセナルは56分にブカヨ・サカのゴールが生まれ、先制に成功する。その10分後のことだった。右サイドでベン・ホワイトからボールを受けた冨安が、ダイレクトでボックス内のスペースへクロスを送る。そこへ走り込んだマルティネッリが右足を合わせてネットを揺らした。

 ボックス内に走り込み、斜め後方から来るボールを右足ボレーでとらえたマルチネッリのシュートは見事だったが、滞空時間の長いボールを送ってシュートを導いた冨安の判断と正確なキックもまた見事だった。冨安は終盤にもFWの飛び出しに合わせてロングフィードを送るなど、攻撃面でも見せ場を作り、チームに貢献した。

 試合はそのまま2-0で終了。前節リバプールに0-4で敗れ、注目された試合で快勝。アーセナルはしっかりリバウンドメンタリティ―を示してみせた。


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