2021-2022のUEFAヨーロッパリーグ(EL)、グループステージ第4節のオリンピアコス対フランクフルトが現地4日に行なわれた。フランクフルトの鎌田大地はトップ下、長谷部誠はリベロとして先発。敵地で先制を許す苦しい展開も、鎌田が同点弾を決め、終了間際にハウゲが勝ち越しゴールをスコアし、フランクフルトが勝利(2ー1)。グループDの首位を守った。
上写真=フランクフルトの攻撃をけん引した鎌田大地(写真◎Getty Images)
長谷部誠はリベロで先発!
敵地で先制を許す難しい展開を、鎌田のゴールが救った。リードされた5分後の17分、ラファエル・ボレのスルーパスを相手DFの背後に抜け出して受けると、GKの位置を見ながら右足でシュート。見事にネットを揺らし、ゲームを振り出しに戻した。
トップ下でプレーした鎌田は前線との関係を密にしながら、ボールを収め、さばいて攻撃を展開。チャンスを演出すると同時に自らもゴールをうかがう姿勢を示し、チームのアタックをけん引した。
一方守備では3バックの中央のリベロを務める長谷部がリーダーシップを発揮。開始早々に失点して以降も相手は分厚い攻撃を仕掛けてきたが、集中力高く守り、堅牢を築いた。
ゲームはそのまま1-1で終わるかと思われたアディショナルタイム。フランクフルトが勝ち越しに成功した。エバン・エンディカが自陣でボール奪取に成功すると、そのまま持ち上がって左サイドのイェスパー・リンストロームに展開。敵陣深い位置まで持ち込んだリンストロームのクロスに、ゴール中央に走り込んでいたイェンス・ペッテル・ハウゲが左足を合わせ、ゴールが生まれた。
この勝利でフランクフルトはグループDの首位をキープ。2位以内を確定させている。