ジュピラー・プロリーグ(ベルギリーグ1部)のシント=トロイデンVV(STVV)は現地2日、ホームで第10節のオーステンデ戦に臨んだ。初先発を果たした原大智が加入後初ゴールを挙げて先制に成功。しかしリードを守れず、追い付かれて開幕戦以来のホームでの勝利とはならなかった。なお、STVVの日本人選手は、4選手が先発出場した。
上写真=加入後初ゴールを挙げた原大智(写真◎STVV)
こぼれ球を逃さず決める
先制ゴールはホームのSTVVが挙げた。ネットを揺らしたのは今夏加入した原大智。この日、初先発を果たした原は、これまでも途中出場でたびたび存在感を示していたが、ついにネットを揺らした。
52分、橋岡のパスで抜け出した鈴木がシュートを放つ。相手GKに弾かれたが、こぼれ球に原が反応。日本人選手のコンビネーションから加入後初ゴールをマークした。
今シーズンのSTVVは開幕戦となったヘント戦以来、ホームゲームは3連敗と勝ちがない。先制したことで勝利に近づいたが、4分後に同点ゴールを許してしまった。ゲイエでヘディングを決められ、試合は1-1と、振り出しに戻る。
ただ、追いつかれても気落ちすることなく、そこからSTVVは原や橋岡、鈴木らが積極的にゴールを狙ったが、再びネットを揺らすことは出来ず、試合終了のホイッスルを聞いた。内容的には決して悪くないゲームをしながらも連勝はならず、ホームでの勝利はまたも手にすることができなかった。
代表ウイークをはさみ、次戦は17日のアンデルレヒト戦。およそ3カ月ぶりとなるホームでの勝利を狙う。