ジュピラー・プロリーグ(ベルギリーグ1部)のシント=トロイデンVV(STVV)は現地28日、アウェーで第6節のサークル・ブルージュ戦に臨んだ。この日がベルギーデビュー戦となった新加入のFW林大地が開始早々にゴールをスコア。GKシュミット・ダニエル、松原后、橋岡大樹、新戦力の原大智と日本人5人が出場したSTVVはこの1点を守り切り、連敗を3で止めた。
上写真=ベルギーリーグデビュー戦でいきなりゴールを挙げた林大地(写真◎STVV)
監督にはミスを怖れずにやってほしいと
髪を金色に染めた林が、ベルギーリーグデビュー戦で大きな仕事をやってのけた。サークル・ブルージュとのアウェーゲームに先発すると、開始早々の7分にムボヨのアシストからゴールをスコア。相手GKのミスを逃さずにネットを揺らし、欲しかった先制点をもたらした。
その後は相手に押し込まれ、後半途中からは退場者を出して数的不利に陥ったが、STVVはGKシュミット・ダニエル中心に集中した守りで失点を許さず。先発した林、シュミット、橋岡に加え、67分には松原、84分に林に代わって同じく今夏に加入したFW原も出場。チーム一丸となって林が挙げた虎の子の1点を守り切り、1ー0で勝利を飾った。
チームの連敗を止める殊勲のゴールを決めた林は試合後、「監督からはミスを怖れずにやってほしいと言われていました。相手のミスもありましたけど、(チームで)ミスを突いた良いゴールだったなと思います」とコメント。また、初めて体感したベルギーリーグの印象については「インテンシティーが高いですし、前に強いところは(日本との)違いかなと思いますが、その分、つけ入るスキも多くあるなと感じました」と、自信を口にした。
今季の開幕戦以来、5試合ぶりの勝利を挙げたチームは暫定で12位に浮上。次戦は、IMD(インターナショナルマッチデー)をはさみ、9月13日(現地)に鈴木武蔵擁するベールスホットと対戦する。