アジア競技大会のサッカー男子の準々決勝が26日、愛知・豊田スタジアムで行われ、U-21日本代表がU-23北朝鮮代表と対戦した。序盤から相手の鋭い出足と激しいプレーに苦しめられたが、ンワディケ・ウチェブライアン世雄のゴールで日本が競り勝ち、準決勝に駒を進めた。

上写真=3トップの中央で先発したンワディケが勝負を決めるゴールをスコア(写真◎Getty Images)

■2026年9月26日 アジア大会準々決勝(@豊田ス)
U‐21日本 1−0 U‐23北朝鮮
得点:(日)ンワディケ・ウチェブライアン世雄

北朝鮮の激しさに後手に回るも…

 グループステージの3試合とは相手のレベルが違った。この日、対峙した北朝鮮は球際に強く、激しいアプローチでボールを奪いに来た。

 立ち上がりから日本はペースがつかめず、ボールをロストして後退させられるシーンが頻出した。相手のラストパスやシュート精度が足りないため、事なきを得たが、その内容を比べれば、やりたいことができていたのは北朝鮮の方だった。

 36分にはクリアを拾われ、ボックス左からチェ・グクにシュートを許す。GK荒木が好守でしのいだものの、流れは完全に北朝鮮の側にあった。

 それでも、日本はワンチャンスをものにする。39分、左サイドバックの佐藤が前方に大きく蹴り出したボールが敵陣深い位置へ飛ぶ。そして1トップのンワディケと相手CBキム・ユソンが争う形になった。ボールがバウンドする間に、キム・ユソンがジャンプするが、自陣ゴールに向かって競り合う中だったため、競り合いの中でバランスを崩す。その間に難なくボールを収めたンワディケがそのままゴールへ蹴り込んだ。

 キム・ユソンに対するプッシングを主張する北朝鮮の選手たちだったが、判定は覆らず。ゴールが認められ、苦しい戦いを強いられていた日本が先制点を奪った。

 その後、北朝鮮はアグレッシブさを増し、逆転を狙って攻勢をかけた。しかし、日本も冷静に対応。前半、シュートわずか2本に終わってものの、日本が1−0のまま後半に突入した。

 リードこそ手にした日本だが、後半も北朝鮮ペースは変わらなかった。61分にリ・イルソンにボックス内に進入されると、荒木が前に出て対応。手を触れて倒したかに見えたが、シミュレーションで逆にリ・イルソンにイエローカードが提示された。

 とはいえ、日本が敵陣で惜しい場面を作るよりも、北朝鮮に危険な場面を作られるケースの方が多く、我慢する時間帯が長くなった。

 果たして、日本はその我慢の時間を耐え抜いてみせる。88分にボックス内で放たれたチェ・グクのシュートも荒木が鋭い反応でストップ。最後まで集中力を切らさず、日本が虎の子の点を守り抜いて勝利をつかみ取った。

 これで日本は準決勝に進出。30日に大阪・長居でU−23ウズベキスタン代表と対戦する。

▼出場メンバー
・U−21日本◎GK荒木琉偉、DF梅木怜、岡部タリクカナイ颯斗、市原吏音、佐藤海宏、MF大関友翔(89分:永野修都)、中島洋太朗(59分:石渡ネルソン)、嶋本悠大(82分:石井久継)、FW福永裕也(59分:石橋瀬凪)、ンワディケ・ウチェブライアン世雄(82分:道脇豊)、横山夢樹


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