5月3日（現地時間）のU23アジアカップ決勝で、U-23日本代表はU-23ウズベキスタン代表を1-0で破った。激しく厳しい試合でスコアを動かしたのは山田楓喜。自慢の左足で頂点へのゴールを突き刺した。
上写真＝山田楓喜が鮮やかな決勝ゴールを挙げて、自信の表情（写真◎AFC）
■2024年5月2日 U23アジアカップ決勝（＠ジャシム・ビンハマド）
U23日本 1-0 U23ウズベキスタン
得点:（日）山田楓喜
「まんまと出ました」
自慢の左足が、日本をアジアチャンピオンへと導いた。
ウズベキスタンの鋭く激しい出足に押されてなかなかチャンスに恵まれなかった決勝戦。72分にピッチに入った山田楓喜が、90＋1分に決勝ゴールを決めてみせた。
「いままでずっと積み上げてきたものを、 こういう大きな舞台で、しかも優勝を決める試合で自分の持ち味を出せたのは、いままでの日々の練習、苦しかったときもあきらめずにやってきたことがこういうところで結果を出せたと思うので、素直にうれしいです」
持ち味とは、もちろん左足での強烈で正確なシュートだ。
相手の縦パスをインターセプトした高井幸大が藤田譲瑠チマに巧みにヒールでつなぎ、ワンタッチで縦へ差すと、荒木遼太郎が同じくワンタッチでフリック、そのボールを受けた山田は右足で止め、左足で少しボールの位置を調整してから、鋭く左足でボールをスナップしてゴール右へと突き刺した。
「前半も後半が始まってからも間伸びしてるのが見ていて分かったので、そこで間で受けたら自分が前を向いてシュート打てるというのはイメージできていて、それがまんまと出ました」
してやったりだ。
このあと、GK小久保玲央ブライアンがPKをストップするなど、ウズベキスタンの猛攻を全員で食い止めて、ついに優勝のホイッスル。
「パリでも自分たちのこのスタイルを貫いて、優勝まで突っ走りたいと思います」
