上写真=U-24ガーナ代表戦は67分から交代出場も無得点だった前田。最後の一戦で決めることができるか(写真◎JMPA増田泰久)
「結果を残さないと選ばれない」
「今度の試合で点を取らないと生き残れない気持ちでいる。危機感を持ってやっています」
自らに言い聞かせるように、強い口調で語った。東京五輪のメンバー入りが懸かる今回の活動での試合は、6月12日のジャマイカ代表戦が最後。前田は「しっかり結果を残せるように頑張りたい」と強い決意を示した。
今回の活動が始まってからの2試合は、どちらも控えスタートで無得点。3日のA代表戦は後半開始から左サイドに入り、5日のU-24ガーナ代表戦は67分から1トップでプレーした。「もちろん、一番前(FW)でやりたい気持ちはある」との考えで、横内昭展監督にどちらでやりたいかと聞かれて「前でやりたいです、としっかり言った」と明かしている。
ただ一方で「あとは、どこで使うかは監督、コーチ陣が決めること。それが左サイドであろうが、フォワードであろうが、しっかり結果を残さなければいけない」との考え。いずれにしてもはっきりしているのは、「どこで出ようが、結果を残さないと五輪に選ばれないと思う。与えられたポジションで結果を残すのが大事」ということだ。
U-24ガーナ代表戦は5-0とリードしている状態で出場し、「点差が開いていたので、自分も点を取りたいという気持ちで入ったけど、思い通りにプレーできず悔しかった」と振り返る。その上でジャマイカ代表戦に向けて「自分のプレーをすれば、自然と点を取れると思う。チームの結果も大事だけど、サバイバルなので、個人としてもみんな結果を残したい気持ちでやっている。そこに負けずに頑張っていきたい」と意気込んだ。