日本サッカー協会(JFA)は17日、今月22日から夢フィールドで実施される『U-23日本代表候補トレーニングキャンプ』の招集メンバーを発表した。常連組に混ざって、今季のJリーグで台頭した8名を初招集した。

上写真=東京五輪代表候補のキャンプに向けて森保監督は「選手の成長を期待したい」と語った(写真◎Getty Images

国内組23人を招集

 東京オリンピックが1年延期されたことで、新たなメンバーが『候補』に入ってくることになった。12月22日から行なわれる『U-23日本代表候補トレーニングキャンプ』(=東京五輪代表候補)に、今季のJリーグで活躍した23名の選手を招集。そのうち、沖悠哉、中村帆高、金子拓郎、金子大毅、安部柊斗、高嶺朋樹、郷家友太、浅野雄也の8名が同チームの活動初招集となった。

 オンラインで取材に応じた森保一監督は「選手たちにはいま持っている自分の力をすべて出してもらいたい。これまで招集経験のある選手たちについては、以前の力と今持っている力を見て、成長を感じたいですし、初招集の選手たちにはチームのコンセプトすべて理解し、最初から発揮するのは難しいと思いますが、トレーニングや試合に向けての意図を考えてもらいながら、自分の特長を最大限に発揮してほしい」と期待を語った。

 今回の招集メンバーについては、「この年代の選手たちのこれまでの序列が変わっていくということはあると思いますし、それは東京五輪に向けてだけではなくて、サッカー選手である限り、常に競争はあるもの」と積極的な競争とアピールを求め、「幅広く選手を見たい」とキャンプ実施の意図を説明した。

「コロナ禍のJリーグでハードスケジュールの中、存在感を発揮してきた選手たちを呼びました。今回呼べなかった選手もまだまだ他にもいます。そういう選手たちも同年代の選手たちを見て、自分もやれると思ってくれたら」と、このキャンプが刺激となり、この世代の選手たち全体がレベルアップすることにも森保監督は期待を寄せた。

 現在もコロナ禍にあり、昨日発表された来年のスケジュールがそのまま実施されるか不透明な部分もある。今回のように国内組だけでキャンプできる数は限られるだろう。その意味でも、メンバー入りを狙う選手たちにとって、今回は貴重な機会と言える。

■『U-23日本代表候補トレーニングキャンプ』招集メンバー
(12月22日~26日 @高円宮記念JFA夢フィールド)
▼GK
波多野 豪(FC東京)
大迫敬介(広島)
沖 悠哉(鹿島)
▼DF
渡辺 剛(FC東京)
岩田智輝(大分)
中村帆高(FC東京)
町田浩樹(鹿島)
大南拓磨(柏)
古賀太陽(柏)
橋岡大樹(浦和)
瀬古歩夢(C大阪)
東 俊希(広島)
▼MF
相馬勇紀(名古屋)
田中駿汰(札幌)
金子拓郎(札幌)
安部柊斗(FC東京)
高嶺朋樹(札幌)
金子大毅(湘南)
齊藤未月(湘南)
郷家友太(神戸)
▼FW
浅野雄也(広島)
前田大然(横浜FM)
上田綺世(鹿島)


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