上写真=昨年のE-1選手権で優勝。どんなときでも手を抜かない長友佑都が引っ張った(写真◎Getty Images)
「強い信念を持って、覚悟を持って」
「今回で5回目の選出ですが、こんなに緊張したことはないというくらい緊張しました」
長友佑都の喜びは格別だった。5月15日の日本代表発表記者会見で、森保一監督からフィールドプレーヤーとしてはいの一番に名前を呼ばれ、晴れて5度目のワールドカップメンバーに選ばれた。
「ありきたりかもしれませんが、選出していただき本当に感謝の気持ちがすごく出てきました。家族もそうですし、FC東京のチームメイト、スタッフも含めて、ファン・サポーターのみなさんの声もそうですが、本当にみなさんの支えがなかったらここまで来ることはできませんでした。もう感謝しか出てきません。本当に『ありがとう』ということを、みなさんに伝えたいです」
今季は負傷に苦しめられたが、J1で復帰を果たし、5月10日の「東京ダービー」東京ヴェルディ戦では視察に訪れた森保一監督の前で充実のパフォーマンスを披露した。
森保監督は発表会見で「インテンシティー高くプレーできることを確認させてもらい、チームで戦う一人としてプレーしてもらえるだけのコンディションであることを確認させてもらえた。局面局面でワールドカップレベルの基準と確認した」と自身の目でチェックしたことを強調。「過去4大会の成果も課題もすべて知っている。ワールドカップの舞台ではプレッシャーが想像以上に大きくなり、選手のメンタル面も、経験の浅い選手はコントロールが難しくなるかもしれない。プレーヤーでも見せられるし、コミュニケーション面でもチーム全体に大きく貢献してくれる」と心身両面での「長友効果」に期待を寄せた。
長友は日本代表としては144試合に出場し、もちろん今回のメンバーで最多。ワールドカップでは2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会、2018年ロシア大会、2020年カタール大会でプレーしてきた。日本がワールドカップ優勝を公言できるようになった歴史は、長友の日本代表の歩みそのものでもある。
「やはり優勝を目標にしているので、そこに向けて強い信念を持って、覚悟を持って戦いたいと思います」
FC東京のサポーターにも「この5大会目のワールドカップというのは、非常に大きな夢であり目標でしたが、みなさんがいなければ、このFC東京でなければ、僕は選ばれなかったと思っています」と感謝のメッセージ。39歳の不屈の男が堂々とワールドカップ優勝へ挑んでいく。
