ウイングバックとシャドーが入れ替わる強み
両ウイングバック(WB)は、右に堂安律、左に中村敬斗と予想。ただし、ここは試合中に流動的に入れ替わることが前提となる。2シャドーは右に伊東純也、左に三笘薫が入ることで、右のシャドーと右WB、左のシャドーと左WBがそれぞれ役割を変えながら攻撃に加わっていく。4人はいずれもWBとシャドーでプレーでき、今回の遠征のトレーニングでもどちらのポジションも務めていた。
先のスコットランド戦の決勝点は、左WBの位置から内側に入った中村が外に開いた左シャドーの三笘にパスを出し、そこに後方から鈴木淳がインナーラップしたことで相手の守備を混乱させたことが要因になった。この連動性が現在のチームで武器であり、それは右でも同様だ。
スコットランド戦で右WBとして途中出場し、その決勝点をマークした伊東は試合後、「ウイングバックだけど、前(右のシャドー)が律なんでポジションを変わりながらスムーズに攻撃できた」とその手応えを語っていた。イングランド戦前の公開されていた時間帯の練習では堂安が右WBを務めていたため、今回は堂安を右WB、伊東を右シャドーとした。
1トップは上田綺世が務めるだろう。スコットランド戦で途中出場し、相手の強度が下がっていたとはいえ、前線に強さとプレーの正確さをもたらしたのは印象的だった。エールディビジで得点ランキングトップに立つ力が、イングランド相手どこまで通用するか。真価が問われる。
チームの底上げと選手層のさらなる拡充を図り、最後に「最強のチームを作る」と森保一監督は話す。そのためにも極めて重要な強豪との一戦は、日本時間31日、27時45分にキックオフとなる。
文◎佐藤景[現地]
