上写真=全体練習でメニューをしっかりこなした久保建英(写真◎青山知雄)
試合できるなら試合やりたいなと
「少なくともブラジル戦の前とかよりは全然いいと思います」
心配された左足首の状態は、回復傾向にあるようだ。
「クロスするとき、ステップを踏んだときにまた痛みを感じてしまって、これはストップした方がいいかなと。(ブラジル戦後に)帰ってから2日はちゃんとやれていたんですけど、最後の前日練習でって感じです」
前回の活動後、所属するソシエダに戻ってトレーニングにしていたときには、再び痛めてしまったという。だが、今回の代表活動では初日からしっかりメニューをこなし、ガーナ戦に向けて調整を続けている。
「あんまりコンディションは落ちてなかったんで、あとは選んでもらう側の人間ですけど、いけるなとは思っていた。また来られて良かったですね」
数週間前まで森保一監督も招集は難しいと考えていた。しかし、直前のスペインリーグで久保は復帰。代表を活動をスキップすることも可能だったはずだが、そのまま合流した。
「僕、別に日本代表好きなんで。あとはサッカー。あっちに残っていも練習をやって休んで、というので、試合をできるなら試合やりたいなっていう、僕のサッカーに対する人間性みたいなところと、あとは選んでくれるなら、あっちでも言いましたけど、チームでやるときはチームに誇りを、代表でやるときは代表に誇りを持ってサッカーやらせてもらっているので。選んでもらったからにはやりたいと」
まずは14日のガーナ戦。日本代表としては久々になるアフリカ勢との対戦に照準を合わせている。
「アフリカ勢に身体能力で互角以上の試合ができれば怖いものはないと思いますけど、当然、難しいと思います。今のガーナは正直、みんなが思っているガーナより多分強いと思うし、特に前の選手なんかは。それこそじゃあブラジルと比較しても何のそん色ないウイングの2枚がいたりして、それがどういう試合になるか、僕も分からないですけど、気を締めてやりたいと思います」
14日は豊田スタジアムのピッチで、チームをけん引する久保の姿が見られそうだ。
