日本代表MF中村敬斗が攻守両面の活躍で歴史的勝利に貢献した。10月14日に行なわれたブラジル戦で、1-2で迎えた62分に右足ボレーで同点ゴール。3-2の鮮やかな逆転勝利につながる働きを見せ、8カ月に迫ったワールドカップ本番への自信をふくらませていた。

上写真=中村は左サイドからのドリブル突破に加え、献身的な守備でも貢献。勝利につながる貴重な働きを見せた(写真◎高野徹)

■2025年10月14日 国際親善試合(観衆44,920人/@東京スタ)
日本 3−2 ブラジル
得点:(日)南野拓実、中村敬斗、上田綺世
   (ブ)パウロ・エンリケ、ガブリエル・マルティネッリ

「信じて走り込むことができてよかった」

 前半を0-2で折り返した日本は52分に1点を返し、62分に中村が同点ゴール。MF伊東純也のクロスから右足ボレーで合わせると、カバーに入っていた相手DFもクリアできずネットを揺らした。

「伊東選手が良いクロスを上げてくるのは知っていたので、信じて走り込むことができてよかった」と振り返る。さらに勢いづいた日本は71分にFW上田綺世が決め、2点のビハインドをはね返す鮮やかな逆転劇でブラジル相手に初勝利を収めた。

 左サイドで先発し、高い位置でボールを持った際はドリブル突破で仕掛ける一方、押し込まれた際は自陣の深い位置まで戻って守備で奮闘。2失点し、疲れを感じさせる時間帯もあったが、日本ペースになった時間帯で結果を残し、「後半はチームとして前から行って、受け身になり過ぎずにプレーしようと変えた」と語った。

 75分に交代で退き、勝利の瞬間はチームメイトとともにベンチで喜んだ。歴史的な夜の主役の一人となった背番号13は「ブラジルに勝ったことはワールドカップに大きくつながると思う。これから11月、3月と(国際Aマッチデーの)試合があるので、もっともっと積み上げていきたい」と8カ月後の本番を見据えていた。


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