上写真=初日のトレーニング後、囲み取材に応じる斉藤光毅(写真◎青山知雄)
ワールドカップを目指したい
「本当にずっと選ばれたかった。やっと選んでもらえたので、活躍してつめ痕を残したい」
早い段階で海を渡り、研さんを積んできた斉藤だが、A代表の舞台にたどり着くまでに時間がかかった。森保一監督も招集を考えていたと明かした6月シリーズのタイミングでは、ケガもあって参加が叶わず、「やっと」という表現に実感がこもる。
斉藤はスキルフルなプレーとドリブルワークと早くからその才能を評価されてきた。順調に階段を登り、パリ五輪で10番を背負った。だが、A代表にはここまで縁がなかった。同世代の選手が次々と代表デビューし、存在感を高めていく中で焦りがなかったと言えば嘘になる。
「もちろん刺激もありましたし、危機感ももちろん感じていました。他の選手が世界のトップトップで活躍してるのを見て、それも含めて危機感になっていたので、ずっと(代表に)選ばれたくて、やってきた。やっとスタートラインというか、選ばれたことがゴールじゃないので、そこで活躍したいと思っています」
今回は三笘薫が負傷により不在。斉藤は左のウイングバックやシャドーで起用されることが予想されている。
「(ウイングバックでも)やることは変わらないと思うので、しっかりハードワークして自分の良さを出せれば」「(自分の特徴で)わかりやすいのが仕掛けだと思うので、そこを出していきながら、他の選手との距離感とかも大事にして崩せていけたら」
すでにプレーはイメージ済みだ。
「(ワールドカップを)自分も目指したいと思っていますし、そのためにや今回選んでもらえて、つめ痕と残したいなと、より思うので。何か残せたらと思っています」
待ち望んだ舞台でどんなインパクトを残せるか。斉藤は積極的に仕掛けて、ゴールに絡み、代表定着への道を切りひらくーー。
