サッカー日本代表の9月遠征では、来年のワールドカップ開催地の一つであるアメリカへ。その締めくくりとなる第2戦では9日(現地時間)にアメリカ代表と対戦し、0-2で敗れた。2試合続けてノーゴールとチャンスに決めきれないまま活動を終えた。

上写真=伊東純也は絶好機を逃した悔しさをにじませた(写真◎Getty Images)

■2025年9月9日 国際親善試合(観衆20,192人/@コロンバス)
アメリカ 2-0 日本
得点:(ア)アレックス・センデハス、フォラリン・バログン

「うまく捕まえきれなかった」

 メキシコ戦から11人すべてを変更した日本は、前半と後半に1点ずつを失い、力なく0-2で敗れた。3-4-2-1のシステムで前半を戦い、後半には4-2-3-1に変更、さらには鎌田大地、三笘薫、南野拓実、町野修斗と攻撃的な選手を投入したものの、ゴールを奪うことはできなかった。

「申し訳ない敗戦になった」と森保一監督。「守備がハマらなかった」と伊東純也。

 決定機がなかったわけではない。伊東が「自分が決めていればまた変わっていた」と振り返ったビッグチャンスが35分。相手のミスをカットした鈴木唯人が左から中央へ、右から入ってきた伊東がスライディングしながら右足で狙ったものの、ボールはGKの正面に飛んだ。この日の伊東はワイドではなく右のシャドーに入っていて、ゴールに近いところでプレーできた効果ではあった。

 失点は2つ。30分に右サイドを突破されてクロスからたたき込まれ、64分にまたも右から裏を取られて流し込まれた。

「相手のシャドーとボランチがうまく落ちて、そこをうまく捕まえきれなかった印象でした」

 伊東がピッチでの実感を振り返ったが、特にクリスチャン プリシッチに日本のスペースを巧みに見つけられ、自由に浮遊してボールを引き出されてポイントを作られた。

 3バックでも4バックでも失点し、経験の少ないメンバーが多かったこともあり、攻撃でスムーズさに欠けるシーンもあった。伊東は2024年1月14日のアジアカップ・ベトナム戦以来のフル出場を果たしたが、攻守の課題を受け止める90分となった。

日本のメンバー
GK12大迫敬介 DF16関根大輝、25荒木隼人、5長友佑都(46分、22瀬古歩夢) MF26望月ヘンリー海輝(72分、18町野修斗)、21佐野海舟、17藤田譲瑠チマ(62分、15鎌田大地)、11前田大然(62分、7三笘薫)、14伊東純也、13鈴木唯人(62分、8南野拓実) FW19小川航基(72分、2菅原由勢)


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