日本代表GK大迫敬介が、地元での試合出場と勝利への意欲を語った。6月11日の北中米W杯・アジア2次予選のシリア戦の会場は、サンフレッチェ広島のホームスタジアムであるエディオンピースウイング広島(Eピース)。そこで代表戦が行なわれることに「違和感がある」と語りながらも、特別な一戦でのベストパフォーマンスを誓っている。

上写真=前日練習で笑顔を見せる大迫。日本代表のチームメイトからもスタジアムのことを聞かれたという(写真◎石倉利英)

広島での日本代表戦は20年ぶり

 10日の前日練習はEピースで行なわれ、終了後に取材に応じた大迫は「まずは出たいという気持ちが、もちろんある」ときっぱり。「出たら、いつもの自分のプレーをしっかりピッチの上で表現できれば」と力強く続けた。

 広島で日本代表の試合が行なわれるのは2004年以来20年ぶりで、大迫も普段との違いに「すごく違和感がある」という。とはいえ地元での一戦への思いは強く、「このサッカー専用スタジアムで日の丸を背負って戦えるのは、すごく幸せなこと」と笑顔を見せた

 森保一監督は練習前の公式会見で、ミャンマー戦と同じく3-4-2-1にトライすることを明言した。広島と同じ布陣とあって「やっぱり普段やっているぶん、慣れもある」と語り、「選手の特徴も、これまでも代表でやってきた選手で分かっているので、その特徴を生かしながら、自分のストロングポイントも出していきたい」とイメージを描いている。

 代表活動でクラブを離れている間に、広島はJリーグYBCルヴァンカップのプレーオフラウンドでFC東京を下し、ベスト8進出を決めた。Eピースでの9日の第2戦、アウェーで行なわれた5日の第1戦とも映像をチェックしていたそうで、「タフな連戦でしたが、みんなが躍動して勝っていた。あの雰囲気を、自分もここで作り出せれば」と意気込む。

「普段サンフレッチェを応援してくれている方が、たくさん来てくれると自分もうれしいですし、そこで自分が出ている姿を見せることができればうれしい」。広島の地で、日本の守護神としてゴールを守り抜く。


This article is a sponsored article by
''.