上写真＝9月シリーズに臨む日本代表26人が発表された（写真◎サッカーマガジン）
スタッフにセビージャでEL優勝を経験した若林氏が加入
9月9日にドイツ代表、12日にトルコ代表に臨む日本代表の26人が発表された。海外組が24名、国内組が4名。国内組の中では、C大阪の右サイドバック、毎熊が初招集となった。
「全てのポジションでポジション争いがあると思いますが、サイドバックで日本代表選手としてプレーできる選手の幅を作っていきたいと思っている中、Jリーグで活躍している」と森保監督は毎熊を評価。菅原由勢や橋岡大樹ら右サイドバックの候補者がいる中でアピールすることが期待される。
また、今回の活動では南野拓実や大迫勇也ら所属クラブで好調を示している選手の復帰はなかった。指揮官は「選手の調子は把握している」と話したが、未来を見据えたチーム作りを進める中で、このタイミングではなかったということだろう。
また、今回注目したいのが、テクニカルスタッフに若林大智氏が加わったことだ。スペインのセビージャのアナリストとして4年を過ごし、ヨーロッパリーグ優勝も2度経験している。指揮官はヨーロッパのトップレベルでの経験をチームに生かしつつ、他のスタッフに好影響を与えることへの期待を口にした。
「非常に強い相手と戦えることをうれしく思いますし、ありがたく思います。２試合ともアウェーで戦うことになりますが難しいアウェーの戦いで、個のレベルアップ、チームのレベルアップを目指し、これから始まる予選、アジアカップに向けて戦術の幅を広げ、共有していけるようにしたい」（森保監督）
ヨーロッパネーションズリーグやEURO予選が頻繁に行われる現状のレギュレーションの中で、欧州勢と戦えるのは貴重だ。日本代表は、現在地を測るべく9月の２試合に臨む。
■９月シリーズ招集メンバー
▼GK
シュミット・ダニエル（シント=トロイデンVV＝BEL）
中村航輔（ポルティモネンセ＝POR）
大迫敬介（広島）
▼DF
谷口彰悟（アルラーヤン＝QAT）
板倉 滉（ボルシアMG＝GER）
森下龍矢（名古屋）
町田浩樹（ユニオン・サンジロワーズ＝BEL）
毎熊晟矢（セレッソ大阪）※
冨安健洋（アーセナル＝ENG）
伊藤洋輝（シュツットガルト＝GER）
橋岡大樹（シント＝トロイデンVV＝BEL）
菅原由勢（AZ＝NED）
▼ＭＦ／ＦＷ
遠藤 航（リバプール＝ENG）
伊東純也（スタッド・ランス＝FRA）
浅野拓磨（ボーフム＝GER）
古橋亨梧（セルティック＝SCO）
守田英正（スポルティング＝POR）
鎌田大地（ラツィオ＝ITA）
三笘 薫（ブライトン＝ENG）
前田大然（セルティック＝SCO）
堂安 律（フライブルク＝GER）
伊藤敦樹（浦和レッズ）
上田綺世（フェイエノールト＝NED）
田中 碧（フォルトゥナ・デュッセルドルフ＝GER）
中村敬斗（スタッド・ランス＝FRA）
久保建英（レアル・ソシエダ＝ESP）
＊メンバーは８月31日現在
※＝初招集
▼９月９日（土）
『ドイツ vs 日本』
・開始時間:現地20:45（日本時間10日／03:45）
・会場:フォルクスワーゲン・アレーナ（ドイツ・ヴォルフスブルク）
・TV中継:NHK・総合テレビで生中継
▼９月12日（火）
『日本 vs トルコ』
・開始時間:現地時間14：20（日本時間12日／21：20）
・会場:セゲカ・アレーナ（ベルギー・ヘンク）
・TV中継:日本テレビ系で生中継
