新生日本代表の活動が20日に始まった。初招集組の1人でパリ五輪世代のDFバングーナガンデ佳史扶が練習後に取材に応じ、年齢的には一番若い選手ながら左サイドバックとして自分をアピールしたいと意気込んだ。

上写真=「改めてすごいところに来たと実感した」と話したバングーナガンデ佳史扶(写真◎サッカーマガジン)

チャンスがあるから呼ばれたと思う

 日本代表の3月シリーズには3人のパリ五輪世代選手が参加している。すでにA代表の主力である久保建英、初招集の半田陸、そしてバングーナガンデ佳史扶だ。

「入りは緊張してたんですけど、先輩方に声かけてもらって、すごいいい雰囲気でトレーニングができました」

 佳史扶は初々しい感想を述べた後で、大先輩・長友佑都の後継者となる決意について聞かれ、キッパリと言い切った。

「チャンスがあるから呼ばれたと思っているので。そこは本当にポジションを奪うつもりでしっかりやっていきたいと思います」

 同じFC東京に所属し、佳史扶は常日頃から刺激とアドバイスをもらっているという。尊敬する先輩に近づくために「しっかりこういうところで結果を残せる選手になりたい」と話す。クラブでは今季、リーグ戦5試合全てに先発出場。定位置を確保しているが、本人は「僕自身まだ何も結果が残せていない」と自分に厳しい。ここまでのキャリアを振り返れば、ケガで離脱していた時期もあり、決して「順調ではなかった」という。

 それだけに、巡ってきたチャンスを生かしたいと強い決意で臨んでいる。

「(競争に)全然、負けるつもりはないですし、呼ばれたからには積極的にガツガツやっていきたいと思っています」

「サイドでのアグレッシブなプレーは誰にも負けたくない。そこを見て呼んでもらったと思っているので、思う存分発揮したいと思っています」

 今回の活動ではかつてのチームメイトである久保建英との再会もある。同い年ながら常に先を行く存在だ。

「建英はずっと東京のユース時代から上の方、トップのカテゴリーでやっていて、J3でちょっと一緒にやったぐらいしかやってないんですけど、改めて一緒にできるというのはうれしいですし、すごい楽しみです」

「僕自身、全然同じレベルになったとは思っていないので、そこはもうどんどんガツガツ食らいついていきたいと思っています」

 チャンスを生かせるかどうかは自分次第。パリ五輪世代を引っ張る存在にもなるべく、佳史扶は自らの力の全てをアピールするつもりだ。


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