日本代表DF吉田麻也が、痛恨の敗戦からの巻き返しを誓った。11月27日、カタール・ワールドカップのグループステージE組第2戦でコスタリカと対戦し、数少ないピンチで失点して0-1で敗戦。勝ち抜きが懸かる12月1日のスペイン戦に向けて、懸命に気持ちを切り替えていた。

上写真=失点に肩を落とす吉田。相手の後半唯一のシュートを決められた(写真◎Getty Images)

■2022年11月27日 カタールW杯E組(アフメド・ビン・アリー)
日本 0-1 コスタリカ
得点者:(コ)ケイシェル・フジェール

「相手の守備ブロックを崩せなかった」

 試合後の第一声で語ったのは、第3戦への準備の重要性だった。吉田は「次のスペイン戦に引き分け以上でないとダメですし、もちろん勝ち点3を取りにいかなければいけないので、そこに向けて良い準備をしようと思います」と厳しい表情で語った。

 日本は前半からボール支配率で上回り、何とかコスタリカの堅陣を崩そうとしたが、ネットを揺らせないまま時間が過ぎた。「相手の守備ブロックを崩せなかったことと、ペースがすごく単調になってしまったのが良くなかった」と振り返った吉田は、前半途中からの3バックへの変更を「サイドで起点を作りたいと思っていましたが、なかなかうまくいかなかった」と説明している。

 そうするうちに81分、吉田がゴール前でパスをつなごうとしたところで奪われ、DFフジェールに左足で蹴り込まれた。コスタリカの後半のシュートは、この1本だけ。数少ないピンチで失点して敗れる痛恨の敗戦となった。

 勝っていればドイツ-スペイン戦の結果次第で、1試合を残してグループステージ突破が決まるところだったが、12月1日のスペイン戦に勝ち抜きが懸かることに。「毎回そうですけど、スペインに勝つために、リカバリーと良い準備を」と繰り返した日本のキャプテンは、「もう始まっているので、切り替えて。スペイン戦に向けて、すべてを捧げなければいけないし、全力でそこに行けるように準備したい」と気持ちを奮い立たせていた。


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