日本代表は現地15日、カタール・ドーハでトレーニングを行った。守田英正が左足ふくらはぎに違和感を訴え、遠藤航も脳しんとうの復帰プログラムを行っているため、別メニュー。本大会前最後のテストマッチ、2日後のカナダ戦にはボランチが手薄な状況で臨むことになった。

上写真=ランニングを行う日本代表の選手たち

遠藤航は復帰に向けてプロトコルを実践中

 15日の練習で守田英正は左ふくらはぎに違和感を訴えて別メニュー、遠藤航も脳しんとう後の復帰に向けたプロトコルを実践中で、全体練習には参加しなかった。練習後の取材で明かしたところではUAEで開催されるカナダ戦に臨むチームに帯同せず、ドーハに残って調整を続けるという。

 この日の練習は冒頭15分だけの公開だったが、前日14日の練習で別メニューだった冨安健洋や田中碧はボール回しに参加。大会が目前に迫る中で故障を抱えていた選手たちが、徐々に回復していることは確認できた。

 ただ一方で新たな故障者が出るなど、現時点においてチームはまだ準備万端とは言えない状態だ。15日時点で体調不良によりカタール入りできていない三笘薫も2日後に行われるカナダ戦には出場しないこととなった。

 目前に迫ったカナダ戦のテーマは、負傷を抱える選手の回復具合の確認と復帰間もない選手の調整ということになりそうだ。冨安健洋や田中、9月10日以来実戦から遠ざかっている浅野拓磨や直近のリーグ戦で約2カ月ぶりに復帰したばかりの板倉滉らのコンディションをしっかりと見極める機会になる。

 そして遠藤に加えて守田もカナダ戦に出場しないとなれば、ボランチに誰を起用するかも注目ポイントになるだろう。現状、大きな故障を抱えていないボランチは柴崎岳のみ。その柴崎と田中の組み合わせで臨むのか。田中に代わって板倉や谷口彰悟を起用するのか。はたまた所属クラブで経験済みの鎌田大地を緊急起用するのか。いずれにせよ『本職ボランチ』の数が限られる中で本番直前のテストマッチを戦うことになりそうだ。


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