上写真＝オンラインで取材に応じる伊藤洋輝（写真◎スクリーンショット）
ブラジルの守備の迫力や決断力は自分たちにはない
ベンチから見つめることになったブラジル戦を振り返り、「あれが世界基準。どうやって世界で勝っていくかを考えると、全てに差がある」と、伊藤は現状を認識していた。ただ、その思いは前向きだ。「所属クラブで一人ひとりが差を縮めることを考えれやっていかなければ」と、目標をしっかり見据えて向上することを誓う。
攻撃の華やかさが注目されがちなブラジル代表だが、守備面でも多くを感じたという。ミリトンやカゼミーロの対人の強さを目の当たりにし、「僕とも差はあるだろうし、同じ守備の選手としてはその差をもっと縮めていかないといけない」と意欲を示す。同じＤＦの谷口彰悟と話す中で「ブラジルの選手の守備の迫力、決断力は自分たちにはないもの」であるとの認識を共有したと語り、世界トップのチームと比較して、まだまだ日本はレベルアップすることが必要だと自覚した。
伊藤にとって、初めてのＡ代表での活動となった６月シリーズも、残り２試合。日本トップの選手たちと過ごす中で多くのことを吸収しているという。「経験のある選手、ビッグクラブでプレーしてきた選手が多いので、あと1週間弱ですけど、その中でたくさんのものを吸収したい」と意欲的に毎日を過ごしている。今日10日には神戸でガーナ対戦。パラグアイ戦以来の先発も期待されているが、出れば持ち味のサイドチェンジや対人の強さを示したいという。
パラグアイ戦では左サイドバックとして先発し、途中からはＣＢとしてプレーした。失点につながるパスミスもあったものの、トライする姿勢を森保一監督は評価していた。
「自分の良さを出して、チームにどういう良い影響与えられるか。もっともっと持ち味出していきたい」
ガーナ戦は本日10日、18時55分にキックオフされる。
