日本代表の守田英正がオンライン取材に応じた。カタールW杯でドイツ、スペインとの対戦が決まっているが、ボールの奪いどころを明確にすることの必要性に触れるとともに、ボール保持について「自信の有無」が重要になると指摘した。

上写真=取材に応じる守田英正(写真◎スクリーンショット)

強豪国相手に全員ができるかどうか

 先月30日の練習初日から左ふくらはぎに違和感があり、別メニュー調整が続く守田英正がオンラインで取材に応じた。「状態は日に日に良くなっています。6日(ブラジル戦)に合わせて、という感じですけど、どうなるかはわからない」と現状について説明した。

 森保一監督はブラジル戦をアジア最終予選終盤を戦った形で臨むと話しており、万全なら守田が出場する可能性は高い。インサイドハーフとして的確な位置取りで攻守に働くその存在は、予選終盤のベースである4-3-3システムを機能させる上で際立っていた。今回の活動は、W杯本大会への生き残りをかけたアピールの場とも言われるが、「サバイバルですけど、個人に目を向けて何をすべきか、やることをやれば、(メンバーに)割って入っていけると思う。特別気負わなくていいというか、今まで通りの姿勢で臨みたい」と冷静に語る。それは代表で積み上げてきたものに手応えを感じているからだろう。自身のパフォーマンスに集中し、しっかり力を出せれば、カタールへの道は自ずと開くと考えているに違いない。

 本大会の対戦国についても問われた守田は、ドイツやスペインとの試合で守備に回る時間が増えるのはある程度は仕方がないとし、「カウンターを狙うために力をためることが必要」「前の選手に負担をかけないために後ろで守ること」「守備で狙う(ボールを奪う)ポイントを明確にすること」が重要だと説明した。その一方で守備一辺倒ではなく、ボールを保持する時間を持つことも欠かせないと強調。そのために重要になるのが「自信」だという。

「技術やポジショニングも重要ですが、ボールを受けたい気持ち、奪われない気持ちが大事。それを持っていないとチームが成立しない」

 相手のプレッシャーを受ける中でも、怖がらずにボールを受けられるかどうか。その自信がなければ、逃げのパスが増え、後方で回す時間が長くなって腰の引けた戦いになる。相手の思うツボだ。

「前提として自信を持つこと、ボールを引き込む動きを全員が強豪国相手にできるかが大事」

 守田の出場が予想されるブラジル戦で、とくにチームとしてトライし、確認したいところでもあるだろう。ボールを受ける「自信」が今のチームにどれほど備わっているのか。6月シリーズ全体でも注目ポイントの一つになる。


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