上写真=ドイツから帰国して日本代表に合流している板倉(写真◎山口高明)
ブンデスリーガ2部優勝に貢献
日本代表は6月2日のパラグアイ戦に向けて、開催地の札幌に入って練習を続けている。海外クラブ所属選手による自主トレを経て代表に合流した板倉は、現在のコンディションについて「良い感じに仕上がっている」と自信をのぞかせた。
2021-22シーズンはマンチェスター・シティ(イングランド)からドイツ・ブンデスリーガ2部のシャルケに期限付き移籍し、CBやボランチのレギュラーとして2部優勝と1部昇格に貢献。シャルケが買い取りオプションを行使しなかったため退団となるものの、貴重な戦力となった。
経験値を積み上げた板倉は「シーズンを通して試合に出ることができた。いままでやったことがないようなフォワード、デカかったり、強かったり、なかなか経験したことがないような相手とプレーできた」と振り返る。その成果が試される今回の活動に向けて「強さは確実に出てきていると思う。それを代表でもしっかり発揮できれば」と意気込んだ。
攻撃への絡みについては「ビルドアップは僕の強み。なるべく良い状態でパスを配給していけたら」とコメント。パラグアイ、ブラジルなど難敵を見据えて「相手のプレスもすごく激しいと思う。どういうふうに来るかは分かりませんが、アジア予選とは違ったタイプの選手が多いと思うので、しっかり相手を見ながらやらなければいけない」とイメージを膨らませた。
アジア最終予選では、アウェーでのオーストラリア戦でDF吉田麻也とCBコンビを組み、完封勝利で出場決定に貢献するなど、出場機会を得た試合では持ち味を発揮した。W杯本大会まで半年というタイミングで「目指している大会。絶対に出たいという思いは強い」と力強く語った板倉は、「この4連戦が僕にとっても、チームにとっても、すごく大事になる」と決意を新たにしていた。