上写真=「日本代表」の特別感を何よりも大事にする大迫勇也。とにかく結果にこだわる(写真◎サッカーマガジン)
「代表の試合は特別です」
大迫勇也はいま、岐路に立つ自分を見つめている。
「この2試合は、チームとしてもですけれど、個人として大事な試合になると思います」
所属するドイツのブレーメンでは出番が限られ、1月2日以来、先発出場がなく、しかもFWではなく、インサイドハーフで起用されることが多くなった。チーム事情とはいえ、もどかしい。
「いまの現状は、自分が一番分かっています。改善するだけですし、代表では1トップで出られるので、そこでいい結果を出したいと思います」
「チームでは単純にポジションが違うので、(日本代表では)長年やってきた1トップでしっかり結果を出すことで、コンディションも上がると思います」
日本で行われる日本代表戦、という意味でも、大迫の心をかき立てる。
「楽しみですし、観客も入れられるということなので、個人的に本当にうれしいです。ファンの皆さんの前でプレーするのが楽しみです」
「代表の試合は特別ですし、しっかりと自分の存在感を出せればいいですね」
今回は韓国との親善試合とモンゴルとのワールドカップ2次予選だが、勝ち抜けば、予定では9月から最終予選も始まる。自身はクラブ事情で昨年の11月シリーズには参加できなかったから、なおさらどんな試合も大切にしていく。
だが、特別なことは何も必要ない。
「チームとしてしっかり勝つことに集中することですね。それが一番だと思いますし、自分は前線で結果を残せるように、チームのためにやるだけだと思います」
「普段通り、普段の代表戦通りにしっかりと試合に入ることが大事だと思いますし、やり慣れているのでしっかりとプレーできると思います」
結果を残す自信を問われ、「あります」と二つ返事。いまにもピッチに飛び出していきそうな力のこもった言葉で、あふれる意欲を示した。