現地時間11月17日、オーストリアのグラーツで日本対メキシコの国際親善試合が行なわれ、日本は0-2で敗戦。左サイドハーフで先発したMF原口元気が試合後のオンライン取材に対応し、7大会連続W杯16強のメキシコとの力の差を口にした。

上写真=メキシコ戦に先発し、72分までプレーした原口(写真◎Getty Images)

■2020年11月17日 国際親善試合(リモートマッチ/@オーストリア:スタディオン・グラーツ・リーベナウ)
日本 0-2 メキシコ
得点:(メ)ラウル・ヒメネス、イルビング・ロサノ

「なんで毎回こうなるんだ」

 先日のパナマ戦からスタメン9人を入れ替え、システムを4-2-3-1に変更した日本。前半はトップ下の鎌田大地を中心に攻撃の形をつくり、左サイドハーフとして先発した原口も「前半の立ち上がりから僕たちのペースでやれていた。すごく良い時間帯だった」と振り返った。

 だが決定機を物にできずスコアレスで前半が終了し、次第に試合の流れはメキシコへ。「鎌田選手のところに後半から4番(エドソン・アルバレス)の選手を入れてマンマーク気味にきて、僕らの起点になっていた選手が消されてしまった。それで僕らのつなぎのところでミスが始まって押し込まれた」と原口。そして63分にラウル・ヒメネスに先制点を奪われ、68分にも2点目を奪われた。

 2018年ロシアW杯でのベルギー戦を思い出すような連続失点に、原口も「フラッシュバックしましたね」と唇をかんだ。

「終わったあとに、なんで毎回こうなるんだ、という感情になりました。2年前のベルギー戦もそうですし、勝てたんじゃないかと。正直またか、という感じでした」

 原口は強豪国との差を「したたかさ、修正力」と語る。「いけると思った矢先、彼らはすごくいい修正をしてきた。やはり強いチームだなと。逆に、僕らは苦しい時間になったときに修正力を出せなかった。そこの差かなと思います」。現時点での力不足を認めつつ、「きょうがワールドカップじゃなくてよかった。これからの2年間を無駄にせず、まずはワールドカップに行って、そこで同じ思いをしないようにしたい」と話した。


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