上写真=コメントを発表した日本代表の森保監督(写真◎Getty Images)
みんなが団結するとき
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本サッカー協会、タジキスタンサッカー連盟、キルギスサッカー連盟が協議し、6月のW杯アジア2次予選の延期が正式に決まった。グループF首位の日本代表は、6月4日にノエビアスタジアム神戸でタジキスタン代表と、6月9日にパナソニックスタジアム吹田でキルギス代表と対戦する予定だった。
また東京五輪の1年延期に伴い、7月17日にノエビアスタジアム神戸で開催を予定していたU-23日本代表の『キリンチャレンジカップ2020』を中止することも決定。U-23日本代表の今後の活動についてJFAは、「決定次第あらためてお知らせします」としている。
A代表とU-23代表を率いる森保一監督のコメントは以下の通り。
「6月に予定されていたFIFAワールドカップ予選の延期が決定しました。今、世界に拡大している新型コロナウイルスの感染状況を考えると、この決断は当然と考えています。これからの活動については、どの時期に再開しても、そのときに力を発揮できるよう、今できることに全力で取り組み、しかるべきときに向けて準備をしていきたいと考えています。
そして、東京オリンピックの延期にともない、大会直前に兵庫で予定していたU-23日本代表のキリンチャレンジカップ2020も中止することになりました。東京オリンピックは、2021年7月の開幕が正式に決まりました。今後の活動はSAMURAI BLUE同様、状況を見ての判断になると思います。オリンピック開幕も新型コロナウイルス感染症が収束していることが大前提です。我々が目指す金メダル獲得に向けて、次の活動を心待ちにしながら、選手、スタッフそれぞれが今できることに取り組んでいきます。
このウイルス感染をこれ以上拡大させないために、みんなが団結するときだと思います。こうした苦境で発揮される日本人の規律を守る心、団結力、組織力を私は信じています」