日本女子代表(なでしこジャパン)は13日、EAFF E-1選手権で韓国戦に臨んだ。成宮唯のゴールで先制したが、後半は猛攻を受ける。それでもしのいでいたが終盤に失点。1−1で引き分け、優勝をかけて第3戦の中国戦に臨むことになった。
上写真=先制ゴールを決めた成宮唯(写真◎Getty Images)
■2025年7月13日 E-1選手権(@華城総合)
日本 1−1 韓国
得点:(日)成宮唯
(韓)チョン・ダビン
終盤に失点して追いつかれる
37分、ネットが揺れた。決めたのは成宮唯。愛川陽菜が右サイドから斜めに送ったパスに飛び込むと、ゴールエリアの右から右足を振り抜き、先制した。
見事な連係と連動。イメージの重なりが生んだなでしこらしいゴールだった。
1点リードで折り返すと、後半は韓国の猛攻をたびたび受けることになった。追加点のチャンスがなかったわけではないが、決められないことでじわりじわりとゴールに迫られた。
82分、チュヒョジュのパスからムンウンジュに抜け出されると、ペナルティーエリア内で石川璃音がかわされ、シュートを許す。これは右ポストを直撃し、GK大熊茜が跳ね返りとキャッチしたが、日本にとっては大きなピンチだった。
その後、押し込まれる展開になると、86分、日本の守備組織が崩壊する。石川がムンウンジュに入れ替わられ、クロスを送られる。ゴール前でチョンダビンに合わされ、同点に追いつかれた。
それでも最後まで勝利を目指し、アディショナルタイムには連続攻撃で韓国ゴールに迫ったが、勝ち越すことはできず。1−1で引き分けた。これで1勝1分けとなった日本は、16日に同じ勝ち点4の中国と優勝かけて激突することになった。
