21日、日本サッカー協会の佐々木則夫・女子委員長がブリーフィングを開き、なでしこジャパン(日本女子代表)の次期監督について言及した。現時点で「選考の終盤」に来ており、年内、遅くとも1月には決定する意向で、個人的な見解と前置きした上で「面談を経て海外の指導者の方がいいと思っている」と話した。
上写真=監督不在で臨んだ10月26日の韓国戦は佐々木則夫・女子委員長が監督代行を務め、4−0の勝利を飾った(写真◎Getty Images)
スタッフには日本人コーチ
20日に開かれた第6回の女子委員会を受けて、佐々木委員長は「空席」となっている日本女子代表監督の選定が「終盤に来ている」と明言した。すでに複数人の候補者との面談を終えており、その中でさまざまな角度から絞り込みを行っている段階だという。
JFA側の考えと候補者の考えをすり合わせ、年内、遅くとも来年1月には次期監督を発表する意向で、2月にアメリカで開催される『2025 She Believes Cup』に間に合わせたいとのこと。同大会は開催国のアメリカのほか、オーストラリア、コロンビアが参加し、今回で日本は通算5度目の出場となる。
佐々木女子委員長は、多くの候補者が「現在のなでしこジャパンに大きな可能性を感じている」と話し、「私も代行監督で試合をしてそのことを感じた(10月26日の韓国戦)」と説明。また、現在は海外でプレーしている選手たちが多く、外国人指導者を招へいする障壁は以前に比べて低くなっているとの考えも示した。
外国人監督に決まった場合は、日本人コーチをスタッフに入れることを条件としているという。新生なでしこジャパンは、世界を知り、チームを新たなフェーズに導く指導者のもとでスタートを切ることになりそうだ。