上写真=4月8日のオンライン会見でコメントした脇坂(写真◎スクリーンショット)
球際の強さ、守備の1対1が持ち味
「自分自身のコンディションは、とても良いです。うまい人たちとサッカーをするのがとても楽しくて、充実しています」
笑顔で声を弾ませる様子から、心身ともに万全の状態であることが感じられた。国内クラブ所属選手のみが招集されている今回のキャンプは4月4日に始まり、10日までの日程の終盤に入っている。
7日には高校の男子チームと30分×3本の練習試合を行なった。脇坂はノジマステラ神奈川相模原でのポジションと同じ、ボランチで出場。「チームで自分がやっていることが評価されているので、持ち味を最大限に出そうと。球際のところや、守備の1対1で負けないところは意識してできた」と振り返り、「あまり負ける回数もなく、自分としては良かったと思う」と手応えをつかんでいる。
なでしこジャパンでのプレーは、以前からイメージしていた。1月から2月にかけての女子アジアカップを見ながら「アジアの選手は体格も似ていて、パワーとスピードがあると、見ながら思っていた」といい、「自分が入ったら、こういうことができるなとか、球際の部分では絶対に負けないようにと思いながら、次の日の練習などに取り組んだ」と明かす。
その成果を見せる第一歩となる今回のキャンプで、今後も持ち味を発揮していくつもりだ。「まだまだ、みんなよりできる部分は少ないですけど、みんなにできない、ボールに強く行くところや、奪い切るところは自信がある。競争に入り込んでいけるように頑張りたい」と言葉に力を込める。
1999年生まれの22歳で、今回の代表招集メンバーではFW植木理子らと並んで最年少。WEリーグ開幕に向けてセレッソ大阪堺レディースから昨年、完全移籍したノジマステラ神奈川相模原でも同様の状況で、「ほとんどが先輩という中でも小さくならず、先頭に立って頑張ることは心がけている」と心境を語る。今回のキャンプは9日にも高校の男子チームと練習試合が行なわれるため、「昨日(7日)の試合をみんなで振り返って、自分の守備のポジションをもう少し高く保とうと思っている。そういう細かい部分を修正しつつ、良かったところは継続して出していきたい」と意気込んでいた。