上写真=池田は出場機会に備え、日々練習に取り組んでいる(写真◎JFA/PR)
「試合になれば、出る選手をサポートする」
なでしこジャパンは1月30日の女子アジアカップ準々決勝でタイに7-0で大勝し、2023年女子ワールドカップ出場を決めた。池田は「まだ優勝には届いていないので、油断するわけではない」としながらも、「みんなの表情も柔らかいですし、すごく良い雰囲気でやれていると思います」とチームメイトの様子を説明している。
今大会はグループステージ初戦以降、中2日で試合が続いてきたが、準々決勝から2月3日の準決勝までは、初めて中3日となる。特にグループステージ第3戦から準々決勝に向けては、開催都市の移動もあっただけに「気持ち的にも体的にも、選手全員しっかり休めているというわけではなかった」と振り返ったが、「みんなとも『中3日あるといいね』という会話があったくらいで、少し余裕があるのかなと感じる」と笑顔を見せた。
チームの道のりは順調だが、自身にとっては悔しい大会となっている。ここまでの4試合でフィールドプレーヤーは全員が出場し、GKも山下杏也加が3試合、田中桃子が1試合に出場しているが、池田はメンバー23人で唯一、出場機会がない。
「試合に出られないのは、一人の選手としてすごく悔しいし、なくさなくてもいい気持ちだと思う」と率直な思いを明かすものの、チームの一員として「試合になれば、出る選手をしっかりサポートすることは変わらない」という。「出られない理由もあると思うので、しっかり自分に矢印を向けて、日々コンディションを上げていくことが大事」と語り、「チームがすごく良い雰囲気なので、自分も前向きに取り組めています」と強調した。
練習でフィジカルの強度を高めてもらったり、「フィールドの選手でたくさんシュートを打ちたい選手もいるので、相手になったり」しながら鍛錬を続けている。「自分の練習にもなるので、みんなで助け合いながらやれているんじゃないかと思う。今後も変わらずに継続しながら、いつ出番が来てもいいように、良いコンディションを保てている」と力強く語った。