なでしこジャパンがいよいよ、世界一奪還への最初の一歩を踏みしめる。日本女子代表は1月11日、国内キャンプをスタート。21日に初戦を迎えるAFC女子アジアカップインド2022へと準備を始めた。2023年のワールドカップ予選も兼ねたこの大会で、まずは3連覇を狙っていく。

上写真=池田太監督は就任後初の国際大会でいきなりワールドカップ予選へ(写真◎スクリーンショット)

「充実したトレーニングでした」

 AFC女子アジアカップインド2022で、ミャンマー、ベトナム、韓国と戦うなでしこジャパン(日本女子代表)。その準備のための国内キャンプが1月11日に始まった。

 選手によっては、国内組は皇后杯での勝ち抜きによって試合をこなしたタイミングや数が異なり、国外組も含めてコンディションにばらつきがある状態でのスタート。そこで池田太監督は、初日はコンディションのチェックに割いた。

「オフを取っていた選手もいますし、試合の間隔が開いた選手もいますので、ボールを使いながら全身運動を取り入れて、楽しい雰囲気も作りながら練習しました。選手の反応も良くて、充実したトレーニングでしたね」

 このアジアカップは2023年ワールドカップの予選を兼ねていて、参加12チームのうち、ワールドカップの共同開催国となるオーストラリアをのぞく5チームに出場権が与えられる。日本はアジアカップ2連覇中でもあり、ワールドカップ出場権獲得と3連覇を求められるが、池田監督は「一戦一戦」とじっくり腰を据えている。

「まずはワールドカップの出場権を得ることは絶対条件で、世界を取りに行くためにまずはアジアで頂点を目指していきます。そのためにも目の前の試合を中2日で全員で戦っていきたいと思います」

 2021年10月に就任した池田監督にとっても、就任以来初の国際大会だ。いきなりワールドカップ予選という厳しい戦いが待つ。

「責任もありますが、まずは選手たちとともに戦える楽しみがあって、選手たちはピッチでどんなプレーをしてくれるのか、積み上げたものをどれだけ出してくれるのか、楽しみな気持ちです」

 21日の初戦に向けて、まずは笑顔のスタートになった。

【なでしこジャパンメンバー・AFC女子アジアカップインド2022】

▼GK
1 池田咲紀子(三菱重工浦和レッズレディース)
18 山下杏也加(INAC神戸レオネッサ)
21 田中桃子(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)

▼DF
4 熊谷紗希(FCバイエルン・ミュンヘン/ドイツ)
5 三宅史織(INAC神戸レオネッサ)
12 乗松瑠華(大宮アルディージャVENTUS)
2 清水梨紗(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
6 宮川麻都(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
3 南 萌華(三菱重工浦和レッズレディース)
22 宝田沙織(リンシェーピングFC/スウェーデン)
20 高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)

▼MF
8 猶本 光(三菱重工浦和レッズレディース)
17 成宮 唯(INAC神戸レオネッサ)
7 隅田 凜(マイナビ仙台レディース)
14 ⾧谷川唯(ウェストハム・ユナイテッド/イングランド)
16 林穂之香(AIKフットボール/スウェーデン)
15 長野風花(マイナビ仙台レディース)
23 宮澤ひなた(マイナビ仙台レディース)
13 遠藤 純(エンジェル・シティFC/アメリカ)

▼FW
9 菅澤優衣香(三菱重工浦和レッズレディース)
10 岩渕真奈(アーセナル/イングランド)
11 田中美南(INAC神戸レオネッサ)
19 植木理子(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)

■スタッフ
監督:池田 太
コーチ:宮本ともみ
サポートコーチ:狩野倫久
GKコーチ:西入俊浩
フィジカルコーチ:大塚慶輔

【なでしこジャパン スケジュール】

■トレーニングキャンプ
1月11日〜16日 高円宮記念JFA夢フィールド

■AFC女子アジアカップインド2022
・グループステージ(グループC)
1月21日 vsミャンマー
1月24日 vsベトナム
1月27日 vs韓国
・トーナメント
1月30日 準々決勝
2月3日 準決勝
2月6日 決勝

■FIFAインターナショナルウィンドウ
4月4日〜12日
6月20日〜28日

■トレーニングキャンプ
7月13日〜17日

■EAFF E-1サッカー選手権2022決勝大会
7月19日〜27日 中国

■アジア競技大会
9月7日〜25日 中国・杭州

■国際親善試合
10月6日 ノエビアスタジアム神戸
10月9日 長野Uスタジアム

■FIFAインターナショナルウィンドウ
11月7日〜15日

■FIFA女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド2023
7月20日〜8月20日


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